四年前退院してきた時、10足位はポンポンとゴミ袋に入れていくことができました。

ただ、買ったばかりの靴や高かったものはなかなか踏ん切りが付かなくて、シューズルームの棚に入れたままでした。

ところが、昨日夫が娘家族がくるのに、電動車椅子があるから、靴をしまう場所を空けなきゃ!と言います。


納得して箱もの以外全部出してもらいました。

シューズルームを覗くことも、内反している足に履くこともできないのに、自分ながらバカだなぁと思い、ゴミ袋に全部入れました。


履けるようになったら、また買えば良いじゃんと優しい言葉が聞こえましたが、私にはそれは無理と分かっていますが「そうだね」と答えました。


たいした未練ではありませんが、現実と希望の間の壁を壊す必要があります。


何かの折に車椅子の私中心に考えてもらわないといけない時、「私って、お荷物だな」と自虐的なことを考えることがあります。


でも、仕方ない!これも私だ。と気持ちを切り替えます。歳を取って誰かのお世話にならないと生活出来なくなるのと同じですね。


あまり先々考えても仕方がありませんね。

その時その時で考えながら生きていくとしましょうか。


本の内容をちょっとずつ、書いて行くつもりなのですが、毎日書く気力も意欲もなく(笑)、なぜかねたがあるので書いています。

近いうちに面白そうな部分を書いてみますね。


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先日、夫がちょっと調べて!と言うのでスマホで検索して画面を開いたまま渡しました。

夫はスマホカメラにも指が反応しづらく、仕事を辞めて久しいので、どこからも電話のかかってくる宛てはなく、ガラケーのまま、今日に至ります。
出先から電話をかけても出ないのですが、解約するのはちょっと寂しい?のでしょう。

 

ふと見ると、画面の文字が小さいのか虫メガネで見ています。笑

指で拡げて見れるよと言うと、やり方はわかるのですから、習慣的にそうしたのかも?

 

昔、友人とバスツアーで富士山の五合目まで行った時、記念写真を撮ろうと、初めて持ってきたタブレットを出しました。これってどうやって大きくするのかな?と言うので、私がスマホと同じように指で拡げてみたら、

あっさりできました。その時は、二人してお腹を抱えて笑ったことを思い出します。

 

あと20年生きるとして、今では考えられない事がその時代には沢山増えている事でしょうね。

 

 

 

去る13日お昼過ぎ、佐藤弘道(体操のお兄さん)が脊髄梗塞を発症されたというニュースが友人からのLINEに入ってきました。

3年前ホームページを作った時、個人のホームページが閲覧される確率が非常に低いことを知っている私は、有名人が同じ病気にでもならない限り、認知度は上がらないなと考えたものです。

ところが、願った訳でもないのに、皮肉なことに健康が売りの有名人が突然発症したことに世の中の誰もが驚き、どんな病気?と興味を持つ結果になりました。

もしやとホームページのアクセス解析を開いた時、唖然としました。
毎日平均25人くらいのアクセスしかなく、同じ人が定期的に見てくれているのも含めて月800回位なのに、既に800人を超えていました。


正午から突然増え、見ている途中にも、どんどん増えていきました。メディアの力を見せつけられているかのようでした。

突然発症し、立てなくなり歩けなくなる怖い病気がアクセスしないまでも、2、3日テレビはそのニュースで持ちきりになりました。

私の所にも当日3つの番組から取材依頼がありました。リモート取材を受けたことで、知り合いがビックリして電話してきました。


熱はあっという間に冷め、3日目以降は急激に減り、昨日週刊誌の取材を最後に静かになりました。


それでも5日間で8000人の方がホームページを見て下さって、多くの国民が脊髄梗塞についての知識を得てくれたはずです。


この病気は年齢、男女問わず、健康に自信がある無しに関わらず、突然発症します。

人によって症状は様々ですが、運動麻痺、体幹麻痺、排泄障害、シビレ、痛み、血行不良、発汗障害、温痛覚麻痺、けいしゅく、床ずれ、筋肉欠如と大変苦痛を伴う病気です。


頸椎の脊髄を損傷した人はさらに大変な四肢麻痺に苦しみます。それでも難病指定されておらず、特定疾病にも入っていません。


つまり10歳位から64歳までの患者を介護する家族は介護だけでも大変なのに、金銭的にも悩まされるということになります。


健康は失ってみると価値の高いものと感じます。是非今を精一杯楽しんで生きてもらいたいと思います。


ひろみちお兄さんが、私のように一生車椅子で生きていかなくてすむことを、心から願っています。


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前回お知らせしておりました本が発売開始になりました。

一昨日不幸なことに、私と同じ脊髄梗塞を発症された佐藤弘道さん(体操のお兄さん)のニュースでは、テレビ報道において患者グループとしてコメントを出させて頂きました。

この本は昨年4月に執筆し1年3ヶ月かかって出来た本ですが、第4章に病気についての記述も含まれています。

ただ発症後、一番大切なことはメンタルを強く持ち、受け入れてこそ、前を向くことができるということです。

ただ闘病記としての本ではありません。
タイトルにあるように「何が起きても人生を豊かに生きる為に必要なこと」を書いています。

高校生にも読んでもらえるよう簡単な文章で読みやすくしました。

結婚、離婚、再婚、子育てなど、これから経験する人、最中の人、過去になってしまった人に読んでもらいたい本です。

障害者になっても人としての生き方は変わりません。何が起きても受け入れ、強く生きようと思ってもらえたら嬉しいです。


Amazonでご購入頂けます。

もし、ご興味お持ち頂けたら、ぜひ読んで頂き、感想をレビューにお書き下さい。

同じ病気の患者さん達にもダイレクトにあなたのエールが届きます。


ホームページの薬とその効能を更新しました。

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今月下旬出版が決まりましたので、目次をご紹介したいと思います。

 

<第一章>「自分」のもととなるもの

・美しい島・ウルトラマンと感想文・「良く転ぶ」って短所?・たった一日の家出
・知らなかった学歴社会の存在と必要性

 

<第二章>結婚・離婚・再婚・子育て

・結婚はしてもしなくても良いですが・どちらも悪いのが離婚・私が再婚した理由

・子育ては自分育て・子供の留学

 

<第三章>仕事とお金

・「男は裏切るが仕事はうらぎらない」・私の職歴十種の仕事・仕事は自分で作れるもの

・働き方は生き方に通じる・お金の話

 

<第四章>明日何が起こるか誰にも分からない

・突然の人生の大転換・受け入れる・明るい障害者・伝えることの大事・大事にすべきこと

 

<第五章>心豊かな人生にする為に

・運と引き寄せる力・危機管理・思い出と旅をする・人の役に立つ為に・年を取るということ

 

何か一つでも興味のある題材があれば嬉しいです。
 

写真は出版社が主催した勉強会です。色々な職種の方とお話できて楽しかったです。

 

 

家の中で履いているスウェットパンツが失敗続きで捨てる羽目になったので残り2枚になってしまいました。
沢山ある夏用に換えるにはまだ少し早く、足首までのが欲しくてネットで購入しました。

 

スウェットパンツなら座って履くのでもLサイズで大丈夫ですが、ちょっとハリ感のあるものはXLでないと履くのが大変です。そこでサイズを2サイズにして2種類買ってみました。

 

届いたものを履いてみるとどちらも履きにくく、厚すぎたり、きつすぎたり。我慢して履いていましたが、やっぱり見て買わないとと思い、今度は駅ビルのユニクロに行ってみました。

 

ところが今までのものはなく、残念ですが、せっかく来たのでと思い、ニットの履きやすそうなのを買いました。XLで。家に帰って履いてみるとどうも長すぎるようです。リハビリの時、長下肢装具を着けていない方の脚から床に垂れてしまいます。

 

試着ができれば、なんてことはないことですが、こんな時、立てないということは大変だなと感じます。スカートも履けなくなったのに、クローゼットには20本以上のスカートと数着のワンピースが、名残惜しそうに、いつ捨てられるのか、ビクビクしながら待っています。笑

 

 

ホームページのmasumiさんの場合に「厳島神社に行ってきました」を追記しました。

 

 

先日、JAL国際線のシートの紹介をテレビでしていましたが、私の人生から海外旅行がどんどん遠のいていく気がしました。

 

ちなみに羽田からニューヨークまでのファーストクラスは片道200万ですって。今までだってファーストクラスには一生縁がないと思ってましたから、何も問題はありませんが。笑

 

ビジネスクラスで130万、新しくできたプレミアムエコノミーで50万なのだそうです。
普通のエコノミーの値段は言っていませんでしたが、往復22万程度のようですから、片道だと11万ということになります。

 

今は円安で価格が上昇しているので、時期にもよりますが、もう少し安く行ける時期や航空会社もあるはずです。ただ、私が発症した脊髄梗塞は血栓ができたら、大変なことになるので、14時間も脚を下げたままのエコノミーではとうてい無理なのです。

 

退職したら沢山海外旅行に出かけようと思っていた私は、この病気を発症した後、人生設計が大きく狂った事は自覚していました。それでも、退院直後に調べた羽田ロサンゼルス間のビジネスクラスは65万位でした。ニューヨークよりは、2、3時間飛行時間が違うにしても、すごい高騰ですよね。

 

先週ボストンから仕事で横浜に来ていた従妹の子供と食事をした際、来年結婚式に来て欲しいなと言うので、「健康なら絶対行くんだけど・・・・・・」とお祝いだけを渡しました。

何せ航空券だけでも夫婦で130万×2×2=520万ですからね。笑

 

30年前、その従妹がニューヨークにいる時、叔母を連れて、また結婚式を挙げた時は、叔母二人と従妹の弟を連れて行きました。熊本から韓国経由でニューヨークまで、往復8万位でした。
円高の時代でしたが、夢のようですね。

 

ハワイ位ならプレミアムエコノミーで行けるかも?しれませんから、孫の結婚式はその辺りでして欲しいと10年15年先の夢を見てみます。

 

 

 

 

 

出かける時に使っているポシェットは2つ持っているのですが、お財布とメガネケースとスマホ、ハンカチと入れていくと導尿用カテーテルや消毒綿などで、キチキチになってしまいます。


電動車椅子の後には少し大きなものを入れるバッグは下げているのですが、バッテリーの部分があるので、縦にしかかけれず、あまり入りません。

素敵なバッグを買えば済むのですが、下手くそながら、材料があると自分で作ってみたくなるものですね。

夕食後テレビを見ながらボチボチ刺しているので一枚の刺し子を作るのに平均1ヶ月かかります。

このバックには6種のパターンが使ってあるので、同じものを作るには半年以上かかります。




だから、出来上がると、市販の素敵なバッグより嬉しいかもしれません。

内側にポケットも付けました。
Youtubeを何度も止めながら、二日がかりで、やっとできましたが、嬉しいものです。



片側には小物を下げれる金具も付けました。

けっこうしっかり物が入るので、本やイアフォンや筆記用具など入りそうです。


先日できたポーチ10個も友達などにあげると喜んでくれるので、着々と減っています。

次回病院に行く時は、女性の泌尿器科の担当医に持って行く約束をしています。笑


喜んでもらえたら、もっと上手に作ろうと思うものですよね。


ホームページの「排泄管理」更新しました。

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先日友人と皇居に行った帰り、新丸ビルでランチをすることにしました。
普段食べない料理を食べるというのが彼女との共通意見なので、5階のペルー料理に決定。

電動車椅子でエレベーターに乗り込むと「木の香りがするね」と私は彼女にささやきました。
すると、入り口に立つ30代の男性が手を挙げ「僕です」と応えました。

私はエレベーターに木製の壁が使われていて、フィトンチッドという杉などの木材の香りがしたのだと思って、ささやいたのでした。

エレベーターが5階に到着すると、彼も降りました。そして香りの元だと感じた彼は、私達にアロマオイルを手のひらに落としてくれて、手をすり合わせ、かいでみて!と言いました。
私達は素直にやってみましたが、そのペパーミントの香りとは少し違うのですが、やっぱり彼からの香りだったようです。

本職は英会話講師だけど、少し販売もやってるから興味があったらと、1枚のQRコードがついたカードをくれました。

 

レストランでQRコードを開くと、中東の航空会社の制服を着たCA達と並んで立つ彼が写っていました。友人は自分の友人もこの会社でCAをやっているとのこと。私が発見したのは、卒業校が熊本の有名校だということでした。

 

友人と私は熊本出身なので、「へー、熊本の人なんだぁ」と感心しながらランチを楽しみました。外からビルを見た時、テラスが見えたので、テレビコマーシャルで「三菱地所で次に行こう」というのの撮影場所はここなのか?と、テラスを探すことにしました。

 

お店の店員に聞いて5階、3階,、7階と行ってみましたが、目的より違うタイプのテラスでした。

諦めて帰ろうとエレベーターに乗っていると、5階から先程の彼が二人の女性と乗り込んできました。なんという偶然!とエレベーターを降りてから、彼が二人の女性と写真を撮って、私達の所へ戻ってきました。

 

私達は同じ熊本出身だと分かった事、友人の友人が、彼の在籍していた同じ航空会社で客室乗務員をしている事、今は彼と友人が同じ福岡に住んでいる事等面白い偶然を話しました。彼もビックリして立ち話が盛り上がりました。

 

「今の彼女たちはカップルで、子供が欲しいと思っていて、自分も結婚はしないけど子供が欲しいと思っているから、その件で会っていた」と話してくれました。

まじまじと女性カップルの事を見ていませんでしたが、普通の薄いピンクの髪色をした可愛い子と、黒髪のショートカットの子で、二人共スタイリッシュな女性達でした。

 

彼とは別の方向に帰りながら、私たちは「今の話、精子提供の話だね。今時だわ~」と面白い出会いだったねと普通に納得していました。言われてみれば中性的な男性だったような。


ご主人が羽田空港での2ヶ月の研修があり、ついてきた友人は、その間色々遊びに行きましたが、明日福岡に帰るタイミングだったので、「これで福岡でばったり会ったら、それこそ縁だね。」と言いました。10秒違っただけでもすれ違うタイミングですものね。不思議です。

 

 

HPの「車椅子でも楽しめた場所」増えていますよ。

 

 

昨日、70歳を前に初めて皇居へ行ってきました。

東京駅丸の内中央口から真っ直ぐ前方へ1000m、電動車椅子で向かう途中、目につくのは日本人より外国人観光客。

和田倉門の標識を過ぎた所にある公園に着いたのが11時3分前、水の流れる中にある噴水が、11時にセットされてるかもと思って、しばらく待つと案の定11時を挟んで5分位初夏の水しぶきが見れました。



やたらと、警察の警備が目に付き、駅正面に付けていた大使館の黒塗りの車が、何かの行事を思わせていた通り、日頃は予約無しで入れる無料の門は解放されていません。


聞くと外国大使の交代のため、東京駅から皇居迄馬車列が通過する区間の警備のため、午前中は無理だと思うとのこと。


ガッカリはしたものの、馬に乗った護衛官が数人ずつ馬車2台の前後に連なり、ヒヅメの音がカッコよく辺りに響き、特別な日に出会った感激を味わう事ができました。


二重橋を見て桜田門まで行って帰り際、勲章をつけた燕尾服のおじさま達とすれ違いました。



敷地内の多目的トイレに入って待っていた友人の所に行くと、ネットで探してみたけどランチで1万超えの所ばかりと言います。


そんな事ないよ、丸の内で働く人達が食べるんだから、丸ビルで2000円位で美味しいランチ食べたことあるし、と通り道にある新丸ビルのレストラン表示の中から、ペルー料理を選びました。


2300円で前菜、スープ、メイン、デザート、飲み物を美味しく頂きました。


この日は他にも面白い出会いがいくつかあり、楽しかったです。そのお話しはまた、今度。


HPのお仲間の予後増えていますよ。

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