こんばんは、シンボリックセラピスト陽子です。
私は、看護師もしています。
患者様との関わりかたから、今日は一つシェアさせていただきます。
「あんたには、一つ借りができたから、いつか倍返ししてやるよ」
その言葉を思いだし、ブログにかかせていただきます。
その患者さま N様は、ある会社の人事部のかたでした。
来院されるたび、威圧的でオドオドする私は、にらみつけられ
どう対応していいのかわからず、他のメンバーに対応を任せ
逃げている日々でした。
ところがある日、担当看護師になっちゃったんです。ガビ~ン!
「まあ~。あたりさわらずいくかあ」
そんな事を過ごすなか、N様に救急が発生。
足に潰瘍をつくり、「痛くてねれない」 というのです。
「ほらな!どうしてここまでほっといたんだ!だろ?」と
誰にも潰瘍になった足をみせてくれません。
私ときたら「みんなが無理なら私なんてもっと無理だわ」と思い
何も言わず、険しい顔のN様の足をただただ擦っていました。
「あんたは、ギョーザよりしつこいな。足みてくれ!」といい
治療が始まりました。
メンバーは、私の力でとほめてくれましたが、当の私は
足を擦っていただけで一言も「きずをみせてください」とは
言わなかったんですけどね。
さて,N様とのツーショットが始まりました。
ご自分の育った家庭環境、家族に対する思い
鬼のような顔が、奥様、お子様、お孫様の事になると
夢中で、あかとんぼを追いかけた少年のように
無邪気になるのです。
「Nさんどうしてそんなにまだ頑張るんですか?」
私は、ツーショットのなかでお聞きした事があります。
「いいか?なんでもそうだ。守りに入ったら終わり。そこ止まり。
後は、転がるだけ」
「何人も部下をみてきた。何人の看護師をみてきた。
あんたみたいなのは、初めてだ!おぼえておけよ。」
人間守りに、はいったら、だめだぞと!
クチが悪くて、威圧的でプライドが高く、とっても優しく大切にしてくれたN様!
N様との会話、時間を思いだしました。
私がスットプしてしまったら、お空から、鬼より怖い顔でにらみつけるかも
しれません。
思考をもっと柔軟にしていきたいな。
高~く高~く 大空高~く。
ね?ね?「はい」
キャベツをすこ~しづつむくと、いっちばんおいしさのつまった
キャベツになります。
すこ~しづつ、すこ~しづつ、貴方の思考を生まれたての
状態にできるのが、シンボリックセラピーです。
陽子