今いろんな店に増える「エコ」「環境配慮」「SDGs」の文字を見て、小さなイライラをつのらせている人がいると思います。
「なにがどういう理由でエコ」なのか具体的な説明がないんですよね、
とりあえずサステナブル!って言っときゃいいみたいな。
「環境に配慮して」の一言でいったい何が伝わるんだろう?といつも考えてしまいます。
理由や根拠もなく「○○してください」って言われてもほとんどの人に響かないと思うんです。
SDGsを掲げてる企業って
そこで働いてる社員ってどう思ってるのかな?と感じるときがあります。
たとえば、コンビニ。
レジ袋は有料なのに、薄い半透明のビニール袋には入れてくる店あるじゃないですか?
いやその薄いビニールに入れちゃったら意味ないじゃん。何のためにレジ袋有料にしたの?って思うんですよ。
たぶん「法律で決まったから」なんでしょうね。
できればレジ袋は無料で配りたいし、クレーマーに文句言われるくらいなら予防線張っときたい。(という気持ちはわかるにはわかる)
SNSで「エコな暮らし」のアイデアを見ても、
なんでエコが必要なのかが書かれていなくて
この人たちはなんでこんな必死になってエコな生活送ってるんだろう?という疑問だけが残る。
わたしなりに行き着いたエコの必要性はこっちに詳しく書いてますが
・日本は1人あたりが出すプラゴミの量が世界2位
・日本が処理しきれず輸出してるプラゴミは80万トン(2020年)
・中国が世界の8割のプラゴミを受け入れていた→2017年から輸入停止
・東南アジアに輸出先が移ったけど違法投棄が続いて規制が進んだ(2021年)
・今後は海外に輸出しづらくなる(アフリカに輸出が進んでも環境汚染が目に見えてる)
こういう風に数字で見ると
「2017年を境にこんなに世界のゴミの流れが変わったのか!」
と、世間にこういう流れが来ているわけが少しは理解できました。
環境省、経済産業省、日経新聞、JETROあたりの資料あたりを読むのが好きなのですが
そこまでする物好きはあんまりいないと思います。
今いろんな店に増える「エコ」「環境配慮」「SDGs」の文字を見て、小さなイライラをつのらせている人の方が多数派で、
そんな人たちあっという間に反エコになっちゃうんじゃないかなぁ。
たとえば、日清のカップヌードルもシールがなくなったのも「年間33トンのゴミ削減!」って知ったらやる意味を感じるんですよ。
ただ一言「環境に配慮して」で済ませるんじゃなく、どのくらい効果があるとか、ちょっとでいいから説明を!説明をください!と思う毎日です。