「紙ストローまずい」

「100均でレジ袋買ってるから意味ない」

「結局使い捨てが便利」


と色々な意見が錯綜するプラごみ問題。



わたしが使い捨てを減らし始めた理由はいくつかあるんですが、


「リサイクルできない汚れたプラスチックごみが海外に輸出されている」


と知ったことが決定打でした。



 


先に要約すると


約80%のプラごみを「中国」に輸出


2017年 中国がプラごみの輸入をやめる

       ⬇

先進国が東南アジアへ輸出先を変える

       ⬇

東南アジアで環境汚染が進む

       ⬇

2021年プラごみの輸出規制が厳しくなる

(バーゼル法)

       ⬇

日本国内のプラごみ処理の負担増

       ⬇

プラスチック減らそう


という流れで、プラスチックのなかでも「使い捨て」に注目して削減が始まる





 


廃プラ輸出量、世界2位の日本


1人あたりのプラスチック消費量

世界1位がアメリカ、世界2位は日本。

(総量は1位中国、2位アメリカで世界の3分の1を占めている)


廃プラの輸出量は

世界1位がアメリカ、世界2位が日本。



日本の廃プラ輸出量は2020年で80万トン







 


輸出先は中国から東南アジア、アフリカへ


輸出先の比率は

中国80%(2017年) →0.7%(2020年)へ。


かわりに2020年にはマレーシアとベトナムで50%に増加。


東南アジア諸国も規制が進み、輸出先はアフリカになる見込み。


https://www.greenpeace.org/japan/campaigns/story/2021/07/20/52357/ 



 


輸出先の国で適切に処理されるとは限らない


日本はポイ捨てが少なく、ゴミも適切に処理されている。


じゃあ輸出先は?


日本は適切に輸出しているから、あとは輸出先の責任でしょ、とも言える。



でも実際のところ各国の環境汚染で輸入規制のドミノ倒し。



輸出先の国に責任を移したところで、結局自分のとこに課題は返ってきている。


https://www.jetro.go.jp/biz/areareports/special/2019/0101/9759e03460adb72e.html 



 


ゴミの行き先がわからないから、捨てる感覚が軽くなる

お店で捨てる汚れたプラ、自販機の横のゴミ箱に捨てる汚れたペットボトル。



そのゴミの行き先を考えたことがなかった。



きっとどこかに埋め立ててるんだろう。

きっとどこかで燃やしてるんだろう。



それが海洋ごみになるとか、環境に悪いとか、正直イメージはわかないんだけど



まさか海外の、日本ほどゴミ処理が整備されてなさそうな国に輸出してるとは。



国内で処理できないほどプラごみを出してる異常さ?

度を超えた感じ?



そこまでしないと生活できないっけ?




そう思い始めたら、

捨てるという重みが増してきた。




(政府の進め方が効果的なのかどうかは疑問がありますが、少なくともあってもなくてもいいプラをやみくもに使い続ける必要はないと思った)



 


去年より減らせればいい


そんなわけで、使い捨てから繰り返し使う生活にシフトしています。


モットーは、「去年より少ければそれでいい」



どのみち100%生分解性プラスチックが安価で出回るまでは、さらに日常生活で規制は進むと思います。


https://news.yahoo.co.jp/articles/3578711ae7646821c20c188b6444d6a9902b987f 




どうせ規制されるなら、繰り返し使う生活に慣れといたほうがいい。




もし国内の処理設備(もしくは費用)が揃ったとしても、「どうぞ前のようにゴミ出してもいいですよ!」とはならない気がするし。


(原料の化石燃料の高騰、ごみ処理費用の高騰)



今思うと、おばあちゃんたちの時代ってゴミ収集車さえなかったんだなぁなんて思いますね。

自分でなんとかしなきゃいけないから、ゴミも少ない。



食べ物がどこから来るのか知るのと同じように、自分が捨てたものがどうなっていくのか。


それを考えるきっかけになった話でした。
それではまた🙋