余命3ヶ月・・・そう告げられた家族の苦悩 -6ページ目

余命3ヶ月・・・そう告げられた家族の苦悩

娘でいられる時間が残り僅か・・・

親不孝ばかりしてた私が最後に母にしてあげられる事は・・・?

昨日実家を出る時 父が

『明日は来なくていいからね。』 って私に言った。


夕食は自分で買いに行くから

たまにはゆっくりしなさいってゆう意味


父がトイレに行ってる間に財布の中身を確認したら

1000円しか入っていなかった。


こっそり財布にお金を足しておいた。


『お金がなくなったら言ってね。』 そう言ってるのに

父は一言も言わない・・・


お金を足していなかったらどうしていたんだろう・・・

往復のバス代が400円

残り600円で何を買うつもりだったんだろう・・・


あっ!!明日の病院に行く交通費だって往復400円掛かる

明日のお昼はどうするつもりだったんだろう・・・


残り200円で・・・今日の夕飯と明日のお昼は何食べるつもりだったんだろか



財布の中身を確認して良かった。

こっそり足しておいて良かった・・・


仕事が終って父に電話した。


『ちゃんと買い物してきたの?お金がないなら言わなきゃダメだよ!』


『・・・お金が入ってたから買い物行ってきたよ。』


『じゃあ、今日は行かなくていいんだね。』


『今日はいいよ、もうご飯もたべたから・・・。』


今日は行かないつもりだった・・・

けど、今日は父の日じゃん 


一人で部屋にいる父を想像したら なんか ほっておけなくなった。


自分には収入がなく遠慮してお金がないコトを言えなかったんだろう・・・

1000円しか入っていないのに きっと 心細かったと思う


本当は娘の世話になんてなりたくないって思ってるんだと思う。


ホンネを言えば私だってゆっくり自分の時間を楽しみたい。

けど、やっぱ心配なんだ・・・


今、父のそばにいるのは私だけだから・・・

父の日に誰も顔を見せないんじゃ寂しいでしょ


私は一度家に帰り着替え 父の日のプレゼントを買いに行った。

その足で実家に向かった。


父は 『どうした?』 ってビックリしてたけど

プレゼントを渡したらちょっと嬉しそうだった。


こんなコトしても親孝行だとは思っていない。

だた、母が生きていた頃も何もしてあげていなかったから

母の分も父にちゃんと形になるモノをプレゼントしたかった。


娘でいられるのは父しかいなくなっちゃったから・・・。


母の時のように悔やみたくない


でもやっぱり言えなかった・・・『父ちゃん、ありがとう』 とは・・・。

なんかね・・・

父と二人でご飯を食べに行っても会話が弾まない


元々無口な父なので

実家に二人でいても会話は決まっている。


『お昼何食べたの?』

『傷口傷むの?』

『弟から電話あった??』 ・・・


同じコトを何度も言ってる私


父の日が近いってコトで今日はお寿司を食べに行った。


何が食べたいと聞いたら 『お寿司』 と言ったのは父だ。


父が食べたもの

鉄火巻き・イカ・まぐろ・ネギトロ・タイのあらに・あさりの味噌汁 


・・・これだけ


食も進まないし会話も弾まない親子・・・


私はお寿司はあまり好きじゃなく食べるものは決まっている。


二人で・・・3500円でおつりがきた。


先月の旦那の誕生日は

まわらないすし屋w で、2万ちょっと・・・


安く済んでよかったけど・・・

お寿司が食べたいって言ったのは父ちゃんだぞっ!!


・・・収入がないから遠慮したのかな??

昨日からリハビリがはじまったみたいです。


しかも毎日 ( ▽|||)サー

毎日通院となると大変だよなぁ~


梅雨に入ったこの時期

雨が降ってると傘を差さないといけないから

まだ力の入らない右手じゃなにかと不便だろう・・・


左手の指も三本ないから傘の開閉も一苦労


けど、そんなコトも言ってられないよ。

その不自由な手で今後生きて行かなきゃいけないんだから・・・。


今日は幸い天気がいい


今まで家に引き篭もりがちだったから

一日一回は外に出て運動不足も解消しないとね♪


父は来月を目処に仕事をする意気込みだが・・・

会社はどうかわかんないよ。


リハビリの成果は一度で表れ

曲がらなかった人差し指が曲がるようになった。


マッサージ中も後も痛みが残るみたいだけど

日々回復に向かってるんだからがんばろうね♪ 父ちゃん(*´∇`*)