母への告知 | 余命3ヶ月・・・そう告げられた家族の苦悩

余命3ヶ月・・・そう告げられた家族の苦悩

娘でいられる時間が残り僅か・・・

親不孝ばかりしてた私が最後に母にしてあげられる事は・・・?

母に告知するかどうか・・・

散々迷った。


母は自分が『ガン』だとは

思ってもいないだろう・・・。


早期発見で治る見込みがあるのなら

話をするコトもできるのかもしれない。


けど、、、余命3ヶ月って聞かせれたら

母はなんて思うだろう・・・。


その場で取り乱すかもしれない

落ち込んで余計に伏せってしまうかもしれない


『もっと早くに教えてくれればよかったのに』 と、

家族に当り散らすかもしれない


母は家族の心配をよそに

どの行為もしなかった。


冷静に主治医の話を聞き

効がん剤の治療をすると言った。


間違いなく主治医の話を聞いてるはず


お腹全体にガンが広がり手術はできないと・・・

このまま何も治療をしなければ

体力が低下し起き上がることも食事ができなくなるとも・・・。


主治医は言わなかった

余命が3ヶ月だってコトは・・・。


それは母が聞かなかったからかもしれない。


・・・効ガン剤だけで治ると思ったのか・・・??

イヤ・・・そんなはずはない。


病名を知り母はどう思ったのか・・・


翌日も告知を受ける前と全く変わりがなく感じる。


よく話、よく笑う・・・

どうしてそんなに冷静でいられるの??

私にも家族にもワカラナイ・・・


翌日から一泊の外泊許可がでた。


母は感じていたのかな?

これが最後の家で過ごすってコトを・・・


何も言わないから本意は分かんないけどね。


『まだ、死にたくない』 なんて

泣きつかれても困ってしまう


私ができるコトって・・・なに??


お母さんは何か言い残すことはないの??


・・・そんなコト“生きようとしてる”母に聞けないでしょう・・・。


感謝や謝罪も本当は伝えたい

母も何か伝えたいコトはあるはず・・・


でも、、、言えないし聞けないよ。


明日があるって思いたかったから・・・。