主治医の達筆な字で読みとれない部分がある。
読み取れない部分は『・・・』で書いています。
病名 膵癌 癌性腹膜炎
急性閉塞性化膿性胆肝炎の疑い 敗血症 DIC
膵癌による癌性腹膜炎、胆管の閉塞については以前からお話しましたが
本日よりふらつき血圧低下、尿量の低下を認めています。
採血によると肝機能障害の悪化、光症反応の上昇
肝機能の悪化を認め、光症に伴う敗血症性ショック
DIC『播種性血管内凝固症候群』 を
・・・している可能性が高いと思われる。
抗生物質の投与を開始しましたが
その効果が現れることが無く・・・しない場合、多臓器不全にて
一週間以内に死亡する場合も考えられる。
ただし現状でも状態が悪いため追加の処置を行っても
処置中のリスクが高く処置を行えば・・・することは確実とは言えませんが
行わないと・・・悪し死亡する可能性があります。
① 内視鏡的胆道ドレナージ
② 経皮経胆管道ドレナージ
A 上記の処置を追加で行う
B ・・・薬剤のみで経過をみる
母の体力を考えると
処置を行っても処置中に命を落とす可能性もあると言われた。
けど、処置をしなければ間違いなく一週間以内に死亡する。
家族の願いは一日でも長く生きていてほしい・・・
それが母にとって辛くても・・・。
これは残される家族の勝手な想いかもしれないけど
どんな状態でも生きていてほしい願い
ただ一つだけ・・・
もしも呼吸、心臓が止ってしまったら・・・
その緊急処置はしなくてもいいと・・・サインした。
21時頃から手術が開始した。
約40分の処置、手術だと言っていたのに
なかなか母は出てこない・・・
なにか、、、あったのか、、、
もう生きては戻ってこれないのか、、、
お母さん・・・
せめて弟が戻ってくるまではがんばって!!
じゃないと弟は一生悔やむコトになるんだから・・・。
最期は・・・家族で看取りたい
それも家族の願いだから・・・。
約二時間後・・・
主治医が出てきた・・・。