土曜日の四日市消化器病センター
恒例の肝臓がんにたいする
肝動脈化学塞栓術(TACE)と
ラジオ波焼灼術(RFA)が行われました

いずれの手術も、ごそっと切ったりすることはなく
『低侵襲手術』という治療になりますが
安全に治療を終えるための事前準備は必要です。
『プレメディ』といわれる
手術開始直前に行う注射などもそれにあたります。
TACEでは、比較的多くの造影剤や抗がん剤を使用しますので、
アレルギー体質の方にはステロイド(ソルコーテフ)を静脈注射しますし、

RFAでは、腹膜に近い肝臓がんを焼灼する場合
熱さや痛みを伴うことが多くなりますので
鎮痛剤(ペチジン塩酸塩やペンタジン)を静脈注射します。
なお、治療中に痛みやストレスから血管迷走神経反射という生体反応がおきると
心拍数や血圧が低下しショック状態になりかねませんので
それを予防する硫酸アトロピンという薬を注射することもあります。

一方で、唾液の分泌も抑えるという副作用からどうしても喉の渇きが強くなります。
そんなとき手術中にはごくごくとお水を飲んでいただくことはできませんが
適宜、患者さんがお求めの際は、氷を口に含んでいただき、
癒していただくように配慮させていただいております。

さあ、無事手術が終わり
今回の術後スイーツは先日の東京出張のさい
羽田空港でGETした
東京チョコレートファクトリーさんの
https://www.instagram.com/tokyo_chocolat_factory/?hl=ja
の『ショコラバウム』
ドーナツのかたちが可愛くて
目に留まりました。

実は結構有名なお土産らしく
『あ、知っとるこれ、おいしいよ』
と返って教えてもらった次第。
看護師さんたちって、
私が得意げに見つけてきた東京のお菓子も
既知のことが多く、一体どこで情報得てるんでしょうか?
不思議って思います。
まあ、もちろん喜んで食していただきましたよ。