潰瘍性大腸炎の評価はエコー検査でどこまでせまれるか? | 石原知明〜四日市消化器病センター肝臓内科医〜

石原知明〜四日市消化器病センター肝臓内科医〜

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潰瘍性大腸炎は、原因不明の大腸炎症性疾患。

粘血便がでて生活が脅かされ、

大腸がんのリスクも高く

きちんとしたフォローアップが必要です。

 

病状の評価は普通、

大腸内視鏡検査(大腸カメラ)で行いますが

都度、下剤をのんだり

そんなに度々気軽に行える検査ではありません。

 

腹部エコーという

〝体の負担がないに等しい〟検査で

どこまで、腸粘膜の炎症が評価できるか?

 

当院の臨床検査技師さんが研究した成果を

今週末、三重大学で開催される

『三重県超音波研究会』で

発表することになりました。

https://mie-cho.medikiki-hp1.com

 

なお、当院でRFAなど肝臓がんの治療に

携わっているスーパードクター

三重大学消化器・肝臓内科 田中秀明医師が

ハンズオンセミナーの講師も務めています。

 

今日は、消化器病棟で

その予演会がおこなわれています。

結語

『大腸内視鏡と腹部エコー所見は

かなり一致してました。』

 



患者様にとって、なるべく苦痛がなく

病気の評価ができることが、

通院のコンプライアンスを保つ大きな要素ですからね。

 

がんばって発表、そしてこの機会に

議論を深めてきてください。