いわゆる早期の肝臓がん治療 | 石原知明〜四日市消化器病センター肝臓内科医〜

石原知明〜四日市消化器病センター肝臓内科医〜

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土曜日の四日市消化器病センター

肝臓がんに対する

ラジオ波焼灼術(RFA)が行われています。

肝臓がんといってもいろいろあります。

肝細胞が癌化した肝細胞癌

胆管細胞が癌化した胆管細胞癌

他の臓器から移ってきた転移性肝臓がん

 

肝細胞癌のなかでも

正常な細胞に近い高分化癌から

その反対の低分化癌まで

 

今日の症例はまだ早期の

『高分化型肝細胞がん』の治療

 

この場合に何が難しいかというと

まだ、がんの性格を完全に帯びておらず

通常のエコーや造影CTでは、

正常とがんの区別がつかず

『ここにがんがある』と指摘できにくい

 

では『どうしてがんとわかったか?』というと

造影MRIでは、影ができました。

MRIが肝臓がんの早期発見に有用であったと感じるケースですね。

 

なお、今日のRFAでは、

造影のエコーを使えば、

『がん』を意味する黒い丸が現れ

ラジオ波の針を正確に刺すことができました。

 

 

さあ、無事に治療が終わったところで

今日の術後スイーツは

地元四日市で定番のお菓子

笹井屋さんの

『なが餅』

この時期だけ限定の抹茶味

 

私の子供たちにも好評ですが

大人だって大好き

 

広島出身の若い看護師さんも

『あ、知ってる。もう食べたことありますよ』と

今回が初めてではなかったようです