鉄分の多い食品について | 石原知明〜四日市消化器病センター肝臓内科医〜

石原知明〜四日市消化器病センター肝臓内科医〜

たま〜にTGRラリーチャレンジにエントリーするショボいラリーチーム監督のブログ

先日、脂肪性肝炎、C型肝炎の患者さんにおいて

鉄の過剰摂取が好ましくないことをお話しました。

https://ameblo.jp/yokkaichishoukaki/entry-12581130248.html

 

鉄分の多い食品として

レバーとかほうれん草を思いつく方は

多いかもしれません

 

管理栄養士が栄養指導をさせていただき

意外なものとして驚かれる鉄分の多い食品は

卵黄、カレー(ウコン)、まぐろ、

牛肉、内臓ごと食べる魚、そして貝類(シジミ)、

きな粉など‥

おいしいものばかりですね

 

貝類は「えっ?肝臓にいいって聞いてるけど?」

っておっしゃる方が多いのですが、

宣伝で「しじみエキス‥」とかあるからかな?

 

ただ、ほうれん草は「非ヘム鉄」という

吸収のわるい鉄なので

『それほど気にしなくても』と説明しています。

 

検診や人間ドックでは通常含まれておりませんが、

『フェリチン』という血液検査項目があります。

 

これは、体の中にどれだけ〝鉄分〟が

蓄えられているかの

推定指標になります。

フェリチン値が高めな方は要注意ですよ。