まだ書いていませんでした。
いらん前置きが延々続き、すみません。
しばらくの間、業界の裏ネタを紹介していきます。
不動産業界は 『うさんくさい』 業界の代表格的な存在と言われることがあります。
893の存在?
不透明な取引?
私が知る限り、そのいずれでもありません。
そもそも、893さんや不透明な取引は問題外です。
それ以外に問題があるから 『うさんくさい』 と言われるのかもしれません。
その辺は皆さんが判断すれば良いのではないでしょうか・・・。
さて。
ここでの業務は極めて多岐にわたった。
中小企業ならではであろうか。
とにかく、専門を持ちつつ、何でもやらなければならなかった。
はじめに覚えた仕事は、 『決済業務』 と呼ばれる作業。
自社ブランドのマンション販売を手がける一方で、中古マンションの販売も行う。
そこで、いかに中古マンションを仕入れ、販売し、自社の管理物件となっていくかをこの業務で知ることができる。
恐ろしい裏事情をひとつ。
某ブランドマンションを800万円で仕入れ、1600万円で販売した。
これはいい。
いい商売じゃん?と思った方もいらっしゃるかもしれない。
が、業者も莫大な運転資金が必要だし、何よりリスクを負う。
そして付加価値をも生み出す。
差益の800万円に数字の根拠があれば問題はない。
(通常は・・・ない、かも。)
では、1600万円で物件を購入したオーナーが飛んだら?
(ローンの返済が不能になったら?)
いろいろなケースがあるが、最もエゲツない話は・・・。
オーナー『だまされた』から始まる。
そして、
①販売業者(我々)は知らん振り。
②ローン会社が競売にかける。
③『我々』が落札する。
④物件を300万円で落札し、1300万円で販売。
③の時に登場するのが 『ペーパーカンパニー』
要は、実態は存在しない会社。
競売や、ヤバい仕事をするときの隠れ蓑として登場する。
社名が変われば、旧オーナーはすぐには気が付かない。
我々は・・・1粒で2度(3・4度?)おいしい。
この事実を知ったとき、感じました。
プロ・・・何も知らない素人を騙す集団
何も知らない素人・・・大損を被る。
自分を守るためには・・・勉強するしかない。
(つづく)