94歳男性。要介護3。慢性心不全、神経因性膀胱、腰部圧迫骨折。

 

この男性、車いす生活であり、施術は車いすのまま行うよう指示されていたが、私はその指示を無視し、ベッドに移乗し、仰向けにして施術した。一日中車いすに座っていることの苦痛を多くの人から聞いていたからである。20~30分くらいは、ベッドに横になって身体を休めてもらいたかったのである。

 

この男性、会話はできる。少しずつ話しながら、手足の要穴、お腹の臍回りなどにお灸をし、最後は上下肢伸展、バンザイによる腰背伸展などをしてあげていた。が、私が施術した2021年3月1日を最後にデイサービスを休まれ、3月31日死去。死因は老衰とのこと。

83歳男性。要支援1。平成30年に帯状疱疹、左大腿骨転子部骨折。ほかに骨粗鬆症。

 

この男性、施設内の問題児であった。お風呂に誘っても、運動に誘っても、マッサージに誘っても、なかなか応じてくれない。私が最初声をかけた時も拒否された。が、少しお話をし、お灸の話をしてあげたら、少し興味を示され、私の施術に応じてくれた。時には笑顔を見せてくれるようにもなり、さらに、自転車こぎやステッパーの運動に誘っても、嫌々ながらも応じてくれるようになっていたのだが・・・

 

2021年1月31日夜、体調急変し死去された。

2021年1月28日

94歳男性。令和3年に腰椎圧迫骨折、脱腸、胸部第6骨折。ほかに不眠症、便秘。

 

この男性、心配性で夜眠れないという。以前、法事があって、どう取り仕切るか、数週間前から当日まで、ずっと眠れなかったそうだ。今回は、脱腸である。脱腸が破けたらどうなるのか、心配で夜眠れないという。そのため、睡眠導入剤を常用している。そのせいか、最近、表情に精彩がない。昼行燈である。私は、脱腸は痛まないうちは気にしなくてもいいです、運動して腹筋を鍛えれば脱腸もよくなりますよ、もし脱腸が痛くなったすぐにお医者さんに行けば、すぐに治してくれますよ、と言っても、心配は収まらない。

 

2021年2月2日

朝転倒し、右胸を打って痛みあるという。その部分を触ると痛がる程度なので、単なる打撲と思い、痛みの周辺にお灸をすえた。翌日病院に行かれ、右肋骨第6骨が骨折していたことが判明。

 

2021年3月2日

お薬手帳を持参。眠れないため睡眠薬が2種類に増えた。が、最近頭がボーとするようになった。どうしたらいいか、という相談。私は医者でないから、医者に相談するように言うと、医者は年だからボーとするのは当たり前と言うのだそうだ。ボーとすると、この前みたいに転倒して骨折する危険がある。私は、薬をやめるか減らすようにしたら、とアドバイスした。そして、施術する前に血圧を測ると204/79もあった。施術は中止となり、ゆっくり横になってもらい、早めに家に帰ってもらった。以後、しばらくお顔を拝見しない。心配だ。