なんと「すいか」羊羹!!
食べる前は、
私の分類では「変わり羊羹」
に入れることになるだろうと思っていたら、
これはまさに、本練り羊羹。
すいかの味は全くせず、
本練り羊羹として、
バランスよくて、
おいしくて。
一切れ目では気付いていなかったけれど、
後に、すごくさっぱりしているということに気付いた。
なぜなら、貴重だと思うのにも関わらず、
「あともうちょっと」「あともうちょっと」と
ついつい進んでしまって、
かなり短い期間で、一棹食べてしまった・・・
---
さてさて、
なぜすいか羊羹?なぜこれがすいか羊羹?
と気になってならなくて、
お店にお電話して質問してしまったところ・・・
* なぜすいか羊羹?について
筑波万博の際、茨城の特産を活かした
お菓子を作ることになったそうで、
茨城の特産すいかを使ったそう。
今よりもっと、すいかと言えば茨城だったそう。
* なぜこれがすいか羊羹?について
「すいかには味も香りもないんです。」
と断言なさっていて、少しおかしかった。
「甘み」の材料として、お砂糖の他に、
すいかジャムをつかっているとのこと。
それによってさっぱりさせることができる。
でも、すいかジャムという甘みの材料は、
とても稀少なものだそうです。
一個のすいかからは、さかずき一杯のジャムしかできない。
しかも夏にしかできないから、
夏に作ったジャムを一年間使う。
戦後直後は、すいかのジャムの会社というのも
あったそうだけれど、
今はとても採算合わないのでない。
---
私はこの羊羹を通じて、
すいかジャムっていう甘みの材料が好きになったけれど、
そう手に入らないものなのね・・・
味
小豆 ★★★
水 ★★★
寒天 ★★★
糖分 ★★★★★
塩 -----
総合 ★★★★
---------------
固/柔 ★★★
御菓子司 梅月(雨田賢二)
茨城県つくば市上郷3983
029-847-8062