源吉兆庵「本練りようかん」 | 羊羹研究家

羊羹研究家

羊羹を口に入れ、

目をつぶって、

思ふこと。


minamoto02  minamoto01

岡山から東京へ、

源吉兆庵さんの味を

運んできてくださいました。


和菓子の中でも羊羹は、

時空間を経ても

味が保存されるからたくましい。


こちらの練羊羹は、

私の好きな「夜の梅」状。

断面にちらほらと、

小豆が作る白い梅の花が咲いています。


まず初めに気付く特徴は、

柔らかさ。

これまで食べた中では、

文銭堂くらい柔らかい。


次に「あれ?」と気付くのは、

常温でもどこか、

ひんやり感があること。


水が多く、

寒天が多いのかな?


そして何よりすごい!と感動するのは、

全ての素材に協調性があるということ。

どれ一つとして、目立ちたがり屋さんがいない。

小豆もお砂糖も水も寒天も、

お互いがお互いのことを考えてそこにいる感じです。


常温でもおいしいっと思ったけれど、

冷蔵庫で冷やしたら、

びっくりなおいしさ。


小豆 ★★★★

水 ★★★★

寒天 ★★★★

砂糖 ★★★★

塩 -----

総合 ★★★★

---------------

固柔 ★★★★


源吉兆庵

岡山市築港新町1-24-21