思い出した過去の記事・・・子守歌の伝承 | よかもん人生のブログ

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長い人生の旅路を書き綴ったブログです

ブログを書き始めた頃、2005年に書いた記事の中に、


その中で放送禁止となった「炭鉱の子守歌」の歌詞を

「(ボタ)山の子守歌」として書いていた。

耳学問で、うろ覚えした歌詞で歌手の名前も知らずにいた

昨日,ひょんな事から、炭鉱の子守歌を検索したら、

島倉千代子」さんが

炭鉱(やま)の子守歌」を歌った歌手と知った。

何で放送禁止歌となったのか?背景を知ったら、

放送禁止条件に当てはまる①に該当する歌詞内容だった。
1、差別的な歌詞が有る(貧困)
2、政治批判内容が有る
3、性的表現が有る

一旦禁止された歌でも時の流れで許可された歌もある。

「ヨイトマケの歌」などが好例だ。
「網走番外地」や「練監ブルース」など放送禁止でも

ユーチューブで検索すれば何時でも聞ける。

所が、何故だか?

「炭鉱の子守歌」は歌詞は検索できても歌は聞けない!?

1 父ちゃん 今日も帰らんと
  母ちゃん 炭坑(やま)で ボタ拾い
  泣いて寝たやら ねんねこ妹
  寝たら 寝たら 忘れよう ひもじさを

2 あんちゃん 今日も ザリガニ取りに
  学校休んで 出かけたと
  早ようお帰り しもやけ指が
  痛い 痛い 日暮れの 風吹くに

3 夕焼け雲は赤いのに
  明日も学校へ ゆかれんと
  みんなの弁当を横目で 見ちょる
  学校 学校 なんぞに 行きとうない

私が耳学問で覚えた歌詞↓と多少の違いはある。

1 父ちゃん今日も帰らんと、母ちゃん山へボタ拾い
  泣いて寝たやら、ねんねこ妹、
  寝たら寝たら忘れよ、ひもじさを

2 兄ちゃん、今日もザリガニ取りに、
  学校を休んで行ったやら
  夕焼け空が真っ赤に燃える
  学校、学校、なんかにゃ、いきとうない

3 夕焼け空が赤いのに、明日も学校に行かれんと
  隣の弁当を横目でみちょる、
  学校、学校なんかにゃ、いきとうない

余りにも貧困の状況が歌い込まれれていた為か、

今に成っても許可が出ないのかと暗澹たる思いである。

今でも歌えますが当時の貧困とぼた山を背景にした、

哀切を帯びた良い歌と思うのですが?