今年最後の日曜日、どこが不況下と思うばかりにスーパーはごった返していた。
ガソリン価額は下がり、昨日96円で満タンに入れた。
正月を前に食品スーパーは確実に値を上げている。
スーパーの活気を見る限り、不況などどこ吹く風と思われるのだが・・・・・
その陰で、職を追われ生活の3本柱である衣食住の食住を外された、
派遣社員や契約社員は確実に増えているのだ。
夏まではお祭り騒ぎの好景気で今は奈落の底にあえぐとは・・・・・嘆き節が聞こえる。
自己責任と言えばそれまでだが、誰がこんな大不況になると想像できたであろうか?
○○に思いを託せどむなし・・・ままよ弾雨の中を行けと家を飛び出したあの頃。
私の場合○○は父で有った。
飛び出した以上、次に何が出来るかが人間の価値である。
派遣社員等の人たちは日頃から収入を大事にし、苦しくとも貯蓄に努め、
たばこ酒も慎でいれば慌てる事は無かったはず。
生き残る為に何が出来るのか・・・
一次産業では人手不足で田畑も山林も漁業も人出を待っている。
その隙間産業を斡旋できるのは、役所と、派遣業者の知恵である。
花形産業で働く事を願っていては、家なき子の道しかない。
頼る先があればまだ良いが、無いものねだりで、自分の力を過信しては駄目だ。
「人生で負ける事もまた力なり」と、思い返して懸命に職を求めれば、
救う神は必ず見つかると思う。
私も七転び八起きを経験してきたから、良く判る。
自分を磨き生き抜く人生の技を極める事、
やり方に形は無いが、
見つけ出す事が今の境遇から這い上がれる唯一の道だと思う。