家庭の安定はまず食の安定にある。
原始時代から食の安定の無いところに家族は永住できなかった。
世界の燃料争奪戦が石油&ガスの極端な値上げラッシュを招き、
穀物の燃料転用と中国インドなどの需要増大により小麦をはじめ、大豆や餌となるトウモロコシなど
軒並み値上げラッシュとなっている。
生産国は禁輸や輸出関税の大幅値上げなどで、自国優先の食糧戦略が出始めた。
日本政府は4月から小麦粉の30%再値上げを予告して、メーカーなどへ値上げ分の製品転嫁を示唆している。
静かに歩み寄る食糧危機は、家庭のエンゲル係数を押し上げて台所に火の車をもたらし始めている。
金を見せても買えない時代はもう間もなくきそうである・・・食料争奪戦争は国の存亡に関わる。
コメ政策により、空農地は全国に散らばり、少子化で耕す後継者もいない状態・・・
その半面、自己中心で働かぬ大人は日本中に溢れかえっている。
政府のお偉方は、この先食料戦争に成算はあるのだろうか?
出来ない相談とわかっているが、
日本での小麦の生産適地は北海道ぐらいしかないと先ほどテレビ報道されていた。
ならば北海道の耕作地全てで米生産を禁止し小麦に変え、
収入が減る分は補助金で収入補填をするぐらいの発想の転換を持つべきだろう。
空農地の徹底利用は急務であり、働かざる大人は、半強制的に農業漁業林業に就かせる。
そんな法律を現実化しなければ、日本人の将来が不安である。
素人が気を揉んでも詮無いことだが、食べるものが無い戦後を知っている身には気が揉める。
今朝、外に置いてある火鉢の水が凍っていた。
火鉢を地球になぞらえ日本の将来を見る思いがした。