統一地方選挙も終わり街には静けさが訪れていますが、各候補の公約が実行できるのか見守る必要があります。
「町中心街の活性化」はほとんどの候補の謳い文句でした。
所がこの実行となると、言うは安し行うは難しで、その成り行きには疑問符?が付きまとっています。
郊外に出来る大型資本のショッピングセンターに、街の商店主は太刀打ちできません。
若者たちはこぞって愛車で郊外に出かけます。
我々定年退職者でも例外ではありません。
我が町では、町の中心に、[町の駅]と銘打ち、休憩場所が作られてお茶の無料接待などを試みてはいます。
それでも人波は帰ってこない・・・なぜか???。
半世紀前の我が町の商店街は、天領の名残からか商店主は大威張りで、売ってやるとの態度でしたが、
掛売りの習慣が健在で、現金買いが嫌がられていました。
掛売りの習慣が健在で、現金買いが嫌がられていました。
現金買いの人は、値引きを求め挙句の果ては一度だけで来なくなる。
それでは永続した儲けにならない・・・それが異口同音の商店主の考えでした
掛売りなら値引きします・・・他所から来た人間には最初その感覚が掴めなかった事を覚えています。
年移り人の感情も、制度も変わり、個人情報保護法が施行された頃から、掛売りは好まれなくなったはず。
変わらないのは、昔の夢に浸り続けていた、商店の経営者たち。
大型店の郊外進出に反対することには結束するが、消費者離れが、心の問題にあることには気付いていなかったようだ。
町おこしは、地域住民の心の繋がりを取り戻すことに他ならない。
嘘つき商品を置かず、安全で安心できる店にすることで、コツコツと信頼関係を構築する以外に無い。
売った商品に対するアフターケアーは御用聞き感覚で聞いて回ること。
損して得とるが何より肝心で売ってしまえば、後は知らぬでは、大型店に後れを取るだけであろう。
商店街と町当局が手を結んで、若者を結びつけるために、見合いイベントを定期的に行い、
仲人制度の復活で、気よわな男女には、後押ししてやる場所の提供も街の活性化に有効である。
ペットが癒しの中心に据えている人も多いのだが、ペット連れでは入店さえ断られる。
発想の転換で我が町の商店ではペット連れ歓迎を打ち出し、駐車場さえ確保してやれば、
人の波は車と共に訪れるはずであろう。
人の波は車と共に訪れるはずであろう。
安ければ良い時代は終わった。
気持ちよく買い物時間をすごさせ、リピーターを増やすには、何が人の心を癒してくれるのか考えることであろう。
市町村議会の皆さん、商店街の皆さん、ペット同伴OKの店が欲しいですよ。