給料という禄を離れ晴れて浪人の身になって5年、浪人生活も板についてきた。
昔なら食い詰め浪人は社会から爪弾きされ時代劇の悪役である。
今は捨扶持の年金を頂いている身であれば、あながち浪人とも言えない。
国の大事と聞くならば、おっとり刀で駆けつける意気込みだけは未だある。
如何せん身体は正直で衰えつつ意気込みだけである。
浪人に身は落ちぶれても「風来坊」や「法界坊」とは生き方が違う。
ま、誰も実情は知らぬから、何をほざいても文句も出ない。
巷では選挙運動真っ最中で、朝から選挙の宣伝カーが走り回っている。
こちらは一人パソコンに向かい拙き拙文を書き綴り中である、これまた甘露なり。
浪人と聞けば哀愁が漂い、傘張りの内職か、辻斬りの請負か、裏長屋の相談役か、
はたまた強い武蔵か、拝一刀か・・・。
ブロガーの皆さんは、浪人とは、どんなイメージで、誰を思い浮かべますか???。
妻から一言あり・・・素浪人に有らず、初老人の戯言だと一刀両断されました・・無念なり。