浮浪雲~流れるままに | よかもん人生のブログ

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長い人生の旅路を書き綴ったブログです

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今朝の散歩道は寒風吹きすさび、霰が傘を叩く、冬に逆戻りの様相となった。

豊かさを追い求めての有為転変の世の中の如し。

世間では漸く不況を脱しつつあると報道されているが、その影で、

泥濘に足を取られ動きの取れない人も大勢いる。

大会社に入社したことが生涯の安定に繋がるとは限らない現在は、

会社に対する表面的従順の影で、ブログなどの発言の場が、本音が飛び交う社交場ともなっている。

国が破れて61年、国民一丸となって国を再建し今日の繁栄を築いてきたのだが、

その影には、相互協力と思いやり無くしては、今日の繁栄はなかった事は国民周知のことである。

それがここに来て、崩壊し、

上から下まで我田引水、実力主義の名のもと下克上が美徳の如き変わりよう。

明治以前でも、技術は盗み取るのが当たり前と言われたが、

そこには、師弟関係の究極のせめぎ合いがあった。

力ある者は例えば包丁一本、渡り職人としても誇りを持って世間に胸を張れた。

今はどうだ、パソコンを使い忍者まがいの秘密の争奪戦が雌雄を決する。

先輩上司は、自分の首の心配のため、新人に肝心要の技術移転を渋る。

新人は新人で受けた恩義を忘れ、技術移転は当たり前と、手のひらを返す。

団塊の世代は、屈辱に耐え会社に残して貰うか、次を夢見て定年で飛び立つかの選択に悩み抜く。

定年後家族の目は温かいか冷たいか、

楽しい悠々自適の生活を夢見て必死で働いた結果が、熟年離婚、定年離婚では男が廃る。

ジョージ秋山浮浪雲の一文をここに紹介し、今日のブログの終わりとする。