2005,6,22日に、見よう見まねで始めたブログ文が今日で299作目になった。
つたない文章ながらも懸命に書いていて、コメントが入るたびに嬉しさで感動する毎日だった。
「回想」では自分の育った環境やその時代背景、親や友達との交流などを書き、
「ことばあそび」では「回文」や「たいこめ文」の自作品を紹介した。
「数字と伝承」では、数字の6と7が持つ不思議を検証した。
色々なテクニックを知らぬ間々人が離合集散していった。
「感動と恐怖の実体験」は正にそのままの実体験の集大成である。
初めの頃には自然保護を訴え続け、その実現を阻む世界に目を向け、
記事の矛先が微妙に変化していった。
その間にも感動の出会いと別れの繰り返しがあり、夫婦仲にもブログが微妙に影響してきた。
全ての会話の仲を取り持ってくれたのは、「愛犬との絆」に書いた、ペット達である。
政治批判の矛先を和らげるため、「ファンタジー劇場」と銘打って
「天上界、地獄界」に力を借りた。
そこでは面白い企画をした。
コメントをくれた人にそのコメントごと本文に入って貰い、新しい文を更正する。
その為本文が5000字制限を大幅に超え、続きブログを新規に立ち上げたことが何度か有る。
写真挿入や、ウィッキー文字の初期段階を漸く覚えはじめた頃に、ブログが大きな転換を向かえた。
仮想現実のブログが、瓢箪と化し駒が出てきた。
オフ会を約束した人が出てきたのである。
しかしそれは瞬く間に泡と消えた。
微妙な不協和音が影響したのか、数人の人が相次いでブログ停止となった。
病気が主因とは言え、覆水盆に返らずの例え通り、停止直前のあの幸福な時間は二度と無い。
しかしこれは終わりの始まり・・・新しい出会いは、前方に洋々と横たわっている。
ブログを始めて判ったことは、心の悩みを持った人の多いことである。
「社会科学」や「よもやま話」では時事刻々変わる社会現象に目を向け、書き綴ってきた。
「顔文字転載頂き物」で初めて動きのある図柄をブログに載せてみた。
我々年代にとってブログ技術は奥が深すぎる事を痛感している。
ブログ燃え尽き症候群や、ブロブ依存症などの新語も生まれた。
ブログ不調による各種の怪現象にも数々出あった。
ブログを「バンドラの箱」や「玉手箱」にするのも自分次第。
開けるも自由開けざるも自由、我々はブログ上で「メビウスの輪」の上を歩いているのである。
そこで出合う禅問答は「幸せと思えば幸せ、不幸せと思えば不幸せ」の上にいる。
これからも日々之好日でありたい。