新潟県沖の海底に「燃える氷」と異名を取る大量のメタンハイドレート層が見つかった。
近未来の新燃料として期待されている物である。
新潟県からは今でも若干ではあるが、石油や天然ガスが出ており、長岡市や小千谷市では、
その天然ガスが各家庭に配送されている。
私がいた会社でも消雪用の井戸から水混じりのガスが出るため、水を上手く揚げられず、
何本も試掘井戸を掘った。
清流の川の中から、アブクが上がり、ガスであると確認されたこともある。
このメタンハイドレート埋蔵量がどれほどあるかはこれからの問題だが、
期待は大きい。
報道された読売新聞の記事を以下に転載します。
東京大学、海洋研究開発機構などの研究チームは20日、高密度のメタンガスが氷に閉じ込められ、“燃える氷”と呼ばれる「メタンハイドレート」が、新潟県上越市沖の日本海海底深部に、深さ100メートルの柱状に存在していると発表した。 メタンハイドレートの一部は海底に露出しており、研究チームは、その規模から、海底下深部に巨大な天然ガス田があるとみている。 メタンハイドレートが海底まで露出した例は、メキシコ湾、カナダ・バンクーバー沖などであるが、日本近海で見つかったのは初めて。 研究チームは、魚群探査機によって、気泡として浮上するメタンガスの濃度が濃い位置を特定。上越市の直江津港北西約30キロの海域(深さ900メートル)を中心に、無人潜水艇で調査した結果、メタンハイドレートが海底面に幅100~200メートルにわたって点在していることを2か所で確認した。 さらに、メタンハイドレートの露出した海底を、同機構の海洋調査船「かいよう」の短い鉄パイプで掘削したところ、最長で2・6メートルのメタンハイドレートが採取できた。 メタンハイドレートが存在する海底は、他の海底に比べ電気抵抗が著しく高いことが知られる。メタンハイドレートを採取した下部にも、メタンハイドレートと同じ電気抵抗を示す物質が深さ100メートルまで続いていることもわかった。 (読売新聞) - 2月21日0時13分更新