海水魚を淡水で飼育する方法が、岡山理科大で研究され成果を上げている。
ここにも隠れた日本独特の技術がある。
将来の魚不足を補える技術開発に拍手を送りたい。
あまり人の目に触れないニュースであるが、私は興味を引かれたのでブログで取り上げてみた。
下に提示されていた記事を、貼り付けました。
淡水で海水魚養殖 費用60分の1に削減 カリウムなどの電解質をわずかに加えた淡水で、海水魚が十分成長するとの実験結果を岡山理科大専門学校(岡山市)の山本俊政アクアリウム学科長らが19日までにまとめた。マダイの稚魚の実験では、海水中よりも大きく育った。 陸上での養殖費用は現在の約60分の1といい、夏ごろにはより成長させて味を確かめたいとしている。 海水は主に約60種の元素を含み塩分濃度は約3・5%。内陸での養殖には試薬を水に入れて海水成分にする人工海水が使われているが、山本科長らは費用を安くするため成分を減らそうと考え、2005年に熱帯魚カクレクマノミで実験、成長に適した最少成分を割り出した。 この水では淡水魚の金魚も泳げるが、マダイの稚魚を13日間飼育すると、体重は約64%増えた。海水で飼育したマダイの体重増加は約45%だった。 (共同通信) - 2月19日20時37分更新