これから妻と出発します。目的地を定めぬ旅となります。
土曜日でもあり、雪の少ない海岸沿いを走るつもりです。
果たして駐車場が開いている、日帰り温泉の場所が見つかるか、・・・
小雨模様の中、長岡経由で寺泊へ向かう。
雪の新潟と言っても海岸に近づくと雪はない。

そんな中、雪のない田んぼの中に、白鳥と思われる鳥の群れが舞い降りて、餌を探していた。
寺泊へは、信濃川が分水町で分水されて、寺泊方面へ流れ込んでいる、大河津分水路と言う。
渡部橋からの写真で海はかなり荒れていそうだ。

橋を渡り直ぐ右折すると、直ぐに晩年良寛さんが暮らした五合庵は目と鼻の先にある。
今回は目的が違うので、そこは寄らず越後一宮弥彦神社に向かった。
「弥彦神社の鳥居手前で、建国記念日のためか日本の旗を打ち振った行列の脇をすり抜けて、
目的の温泉に向かう。
今回の目的温泉は、岩室村(新潟市に編入)にある、多宝温泉「だいろの湯」と決まった。
「だいろ」とは「カタツムリ」の方言であり、面白い歌い回しの民謡がある。


駐車所は満車であったが、運良く一台分が開いた所へ滑り込んだ。
中はごった返していて、土曜日であるためか座る場所もない。
駐車場の込みようで判りそうな物を、失敗失敗。
お湯は良い。・・・含硫黄ナトリウム塩化物温泉の掛け流し湯は肌になじむ。
もちろん露天風呂も完備されているがあいにくの雨模様のためか、一人二人しか入っていない。
食事所は大混雑のため敬遠。
次の足湯に向かう。・・・体は湯でほてり次は足湯だけで充分である。

寺泊へ戻る途中、「道の駅くがみ」に足湯、酒呑童子の湯がある。
ここは無料という事もあり、道の駅で休憩した見ず知らずの人達の社交場となっている。
日本海の荒海が見たく海岸沿いに、柏崎市に向かって走る。
良寛さんが生まれ育った、出雲崎の手前の海岸で荒波の中、サ~フィンする馬鹿者がいた。

夏ならいざ知らず、冬の日本海を甘く見すぎている。
柏崎から家路に向かう、6時間ほどの、日帰り温泉旅でした。