1月11日は鏡開きである。
此方では11日正月とも言い、神棚などにお供えしていた、鏡餅を降ろして、
我が家は小豆雑煮で食べる。
昔の手作り鏡餅は、このころには表面がひび割れて接地面には大体黴が生えている。
その黴を刮ぎ取り、餅を叩き割り、食べるのが、小正月前の楽しみでもあった。
結婚したての頃吃驚した事がある。
妻の母が言うには、1月に正月は四回来るという。
1月1日~3日、は普通の正月。
11日~13日は11日正月。
15日は小正月。
20日は20日正月。
旧正月はしていなかったが、九州の我が家はしていたため、正月が増えた。
因みに今年の旧正月は1月29日となる。
楽しみの少なかった時代、何とも愉快な習慣である
割った鏡餅はそのまま焼いても堅く、年寄りは煮るか水餅にしていた。
子供はそのまま良く焼いて、齧り付いていた。
堅さと焼け焦げた香ばしさが何とも言えず、美味しかった。
いっしか鏡餅が、プラスチックに覆われた物に変わり、中に小餅が入っている物に変わった。
味気ないが時代の流れに従っている。
皆さんの所はどんな変化がありますか?