57~58年前中庭で鶏5~6羽を放し飼いしていた、朝は雄鳥がけたたましく時を告げ
雌鳥は卵を産むとコ、コ、コ、コ、コケッコと誇らしげに知らせを送る卵の回収は子供の役目、
朝の食卓に供する為卵を取りにいくのだが5歳位だった自分には命がけの仕事である
と 言うのも雄鳥がハーレムえの進入者か卵泥棒と見て胸毛を逆立て鶏冠を振り立てて飛びかかってくる
毎朝、卵は食べたいし雄鳥は怖いしと進退窮まっているのを見て、親や大きい姉達は、にやにや見ている
小さいながらも男の意地として雄鳥と対決することに決心をし、
体に座布団を括り付けてもらい、いざ対決 と雄鳥に向かったがあえなく敗退、べそをかきながら戻って
きたが、親たちの目がある、なにくそと 夜店で買って貰っていたお面をかぶり再度挑戦した
ところが雄鳥の様子がおかしい何かおずおずとしている、お面を異様な物と思ったみたいでいきなり
飛びかかってこない、いざ推参とおもちゃの刀を振り回し庭中を追いかけ回って漸く追いつめた
雄鳥が屈み込んだ所を押さえつけようやく優劣の決着がついた、その時を境に堂々と庭を探索
出来るようになった・・・後日この雄鳥がびっくり仰天させてくれる
長くなったので続きは次回といたしましょう