夏至、ウツボグサ瞑想。 | 横浜・大船・港南台 体質改善 「養生アトリエ REI」のブログ

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自律神経・ゆらぎ体質改善専門 / 養生リフレクソロジスト 橋本玲子の想い

おはようございます。

ご訪問頂きありがとうございます。

 

 

「生きる力を養う養生」をご提案している、

養生リフレクソロジストの橋本玲子です。

 

 

本日もどうぞお付き合い下さい。

 

 

 

 

 

夏至、関東は梅雨入りとなりました。

例年より2週間遅いようで。

 

 

 

 

 

二十四節気「立夏」から始まる「夏の中間点」であり、

「1年で1番昼間の長い日」とされるのが「夏至」です。

 

 

洋の東西を問わず

夏至は「区切り」とされているのが面白い。

それだけ各方面からの検証でも

「転換点」と認識した方が多かったのでしょう。

 

 

昔の方の認識では

「乃東枯=夏枯草が枯れる頃」だそうで。

 

 

乃東(だいとう)とは

夏枯草(かごそう)の古い呼び名。

この頃に花穂が黒ずむため、

「夏枯草」と呼ばれるようになったらしい。
 

 

興味深いことに

12月下旬の「冬至」は「乃東生=夏枯草、生ず」。

同じ夏枯草でもコチラは「芽が出る頃」。

「夏至」と「冬至」で対応しているんですね。

 

 

では、

季節を現す象徴として

何度も登場してくる

夏枯草(かごそう)とは?/と調べてみると、

”ウツボグサ”と出てくる。



 

…というワケで以前に入手したのが、コチラ。

↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

 

 

 

 

左はヘデラ。空きスペースにお邪魔しました。

 

 

 

…で、現在がコチラ。

 

 

 

 

なんと、

家族に雑草と間違えられて

引っこ抜かれてた!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

紫色のカワイイ花を

皆さまに見ていただこうと

育てていたのに!

 

 

見るも無残な平地になって!

… (T_T) む…無念なり

 

 

代わりの資料として

”癒し憩い画像データベースさんが製作された

映像のリンクを貼っておきますね。

よろしかったらご覧ください。

 

ウツボグサの四季

 

 

 

 

 

 

…切り替えてゆきましょう。

 

 

 

 

 

私は「夏枯草」とは

本草学・方剤学の授業の際に出会いました。

 

 

シソ科の花穂と花序を

民間薬として使用していたと。

 

 

イメージ的には、

環境や心理的ストレスが

イライラや怒りに変わり、

目の充血・頭痛・めまい等

ちょっと激しい表現になった際に用いられたと。

 

(利尿剤として使用されていた説もアリ)

 

 

自分に考えや思いがあっても

縛りや前提があって思うように動きが取れず、

循環できなくなった熱が頭部へ上昇し

症状となって現れた…という流れ。

 

 

自律神経や情緒を担う「肝」を

抑えられない時に用いたようです。

 

 

そんな激しい熱を清するものですから、

作用が強いようで

お腹が弱い方には用いられません。

妊婦さんにもね。

 

 

お腹冷えちゃう。

下っちゃう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前述したように、

夏枯草は民間薬として使われていました。

薬剤師さんによると、

現在は処方では使われていないとのこと。

 

 

そう聞くと

何だか”ダメ”なイメージですが、

想像してみて下さい。

 

 

昔々、

お医者さんになかなか診てもらえない頃、

貴重なお薬に手が届かなかった人たちが

体調管理に利用していた、

ありがたい民間薬です。

 

 

どんなに身近であったか。

その芽が出るのを待ちわび、

花穂と花序が黒ずむのを見守ったか。

 

 

冬至に生え始め

夏至に黒ずむウツボグサは、

現在を生きる私たちが思うよりも深く

暮らしに根差していたのではないでしょうか。

 

 

七十二候に2回登場する意味を

改めて感じ取り、

学びを深めたいと思っています。

 

 

 

 

 

ヽ(*^o^*)丿それでは、また!

 

 

 

 

 

 

 

 

関東が梅雨入りかと思ったら、

奄美地方は梅雨明け。

あらためて日本って……長い。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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コチラも継続中!よろしかったら!