小満(しょうまん) 2, | 横浜・大船・港南台 体質改善 「養生アトリエ REI」のブログ

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自律神経・ゆらぎ体質改善専門 / 養生リフレクソロジスト 橋本玲子の想い

おはようございます。

前回読んで下さった方も、初めましての方も、

ご訪問頂きありがとうございます。

 

 

いいね・読者登録して下さった方にも、

お礼申し上げます。

 

 

 

 

 

小満って、こんな感じ。

 

 

 

 

小満(しょうまん)に入りましたね。

 

 

立春から数えて二十四節気の8番目、

夏である蕃秀(ばんしゅう)2番目の季節が、小満です。

 

 

暦便覧には”万物えん満すれば草木枝葉繁る”とあり、

”陽気がよくなり、全てのものが成長し生い茂る”の意だそうで。

 

 

イメージ的には梅雨前のお天気が安定している日々。

西の方は走り梅雨の頃。

(本格的な梅雨前のグズつく天候をそう呼びます。)

 

 

ところが、横浜はというと安定したお天気なんて程遠い。

晴れたり曇ったり大雨が降ったり。

(本日からは夏日が続くようですよ!)

 

 

湿度が高い日々というワケではありませんが、

高温や気温差で疲れやすかったり、動悸がしたり、

自律神経のスイッチの切り替えがイマイチな方、

けっこう多いのではないでしょうか。

 

 

こういった不安定な天候が続くと出てくる”自律神経の乱れ”。

本格的な梅雨がくる前に、1度確認しておきましょう。

 

 

 

 

生命が溢れているイメージ。

 

 

 

 

そもそも”自律神経失調症”って?

 

 

自律神経とは、人の意思とは関係なく反応する神経で、

血液循環・体温調節・呼吸・免疫・消化・排泄・生殖などを調節する、

安定した生命活動の維持には欠かせないもの。

 

 

普段は交感神経・副交感神経の2つでバランスをとりながら、

維持に努めていますが、

何らかの理由でバランスが崩れると、多種多様な不調が現れます。

 

 

この不調は定まっておらず、器質的な疾患ではないため、

”自律神経失調症”という総称で呼ばれています。

 

 

あくまで症状、病名ではありません。

なので、検査で他に疾患がないか確認されて、

初めて言われるものです。

 

 

調べても何も出ないため、

「気のせい」「サボっている」など、理解が得られません。

なのに動悸・息切れ・めまい・吐き気など、

単発または複数の症状が時間や場所を問わず現れる。

 

 

…じつに”めんどくさい”症状です。

 

 

 

 

明るくて、樹々が生い茂る。

 

 

 

 

自律神経失調症にはタイプがあること、ご存知でしたか?

 

 

生まれつき乱れやすい方・神経過敏な性格の方・

ストレスを無理に封じ込めている方・

慢性的にストレスが溜まっている几帳面な方など。

 

 

関係のない方から見ると、

真面目で一生懸命な方”がなるイメージがするそうですが、

個人的には、”環境によって追い込まれたり、

踏みとどまったが故に崩れた方”が多いような気がします。

 

 

よって、対処は原因・ストレスなどから離れること、

メンタルと身体の双方からのケアが必要に。

 

 

症状は、動悸・息切れ・しびれ・頭痛・疲れ目・耳鳴り・

吐き気・食欲不振・下痢・便秘・生理不順…など。

 

 

他にも、

全身症状: 疲れやすい・火照り・不眠・起きるのがツライ…など。

精神症状: 怒りっぽい・イライラ・不安・恐怖・

悲しくなる・落ち込む・やる気がない・集中力がない…などがあります。

 

 

 

 

安定したお天気の日々。

 

 

 

 

こんな風に羅列されると、

とりとめがが無くてキビしいものがありますね。

でも、これは”自律神経失調症”が確定した状態。

 

 

コップの水が、溢れた後のお話です。

 

 

自律神経失調症の前に、

”自律神経が乱れては持ち直す”を繰り返す時期があります。

出来れば、その時期にご自身に手入れをして頂きたい。

 

 

(多くの方が当てはまるのは、この辺りですよね。)

 

 

年齢を重ねてくれば、

季節の変化・自分の感情・人間関係・

会社や学校など関わるコミュニティーでのストレス・

持病・老い・将来への不安…などを持て余し、

揺らぎや乱れが出るのが当たり前で、

自分だけは大丈夫だと思っている方がおかしい。

 

 

今までその経験がなかったならば、ある意味で運が良く、

ある意味では運が悪かったといえます。

 

 

不快症状がなく過ごせたけれど、

経験がない分、他者の経験を軽く見たり、

いざ自分の身におきた時は必要以上に困惑し、

不安になる可能性があるからです。

 

 

だからこそ、知って準備して頂きたい。

 

 

こうなるって、解ってた。

来るなら、かかってこい。

 

 

…それくらいで、ちょうどイイ。

 

 

 

 

 

記事を読んで多くが当てはまる方は、

心療内科・漢方外来・漢方薬局へご相談を。

 

 

そこまででなかったとしても、

ストレス源と生活習慣の見直しは欠かせません。

 

 

微調整を繰り返すことで、揺らぎや乱れを小さくすることが、

養生の目的です。

 

 

 

 

 

…異常気象の中にいる日本。

 

 

 

 

ここで、天候が不安定な時期の過ごし方を確認。

 

 

土用の時期の過ごし方を参考にします。

基本的には、ムリをしません。

 

 

漢方では、”陰陽平衡(いんようへいこう)”といい、

自然の変化に適応し、身体の内外の環境を整えバランスをとる、

…という考え方があります。

 

 

 

身体の外が不安定なら、

せめて身体の中はコントロールしましょう。

ストレス源と距離をとる、

できないなら発散できる場や機会を持つ。

考え方・捉え方を変えてみる。

大らかに過ごす。

 

 

 

呼吸は浅くなっていませんか?

意識して確認してみましょう。

特に、急激に気温が高くなると心臓に負担がかかり、

息苦しくなります。

 

 

そういう時は身体を動かしましょう。

歩くだけでいい。

身体を動かせば、勝手に呼吸します。

ふくらはぎを使って元気に歩けば、心臓の負担を軽くできます。

 

 

お身体の都合で動けない方は、

浅いと思った時に意識的に深呼吸しましょう。

お好きな香りと共にすれば、気分転換にもなります。

 

 

 

食べる物も、刺激物・甘いもの・味が濃いもの・

脂っこいもは控えます。

わざわざ身体の内側から刺激することは、ありません。

自然な穀類・豆類・野菜類などの甘みを感じましょう。



目的は、消化器系に負担をかけない食事です。

誘惑の多い食べ物は、

お天気やメンタルが安定している時にとっておきましょう。

 

 

漢方では、”消化器系(脾)は呼吸器系(肺)を促進させるもの”

と捉えています。

食べて、トラブルなく排泄するまでを繰り返すことが、

呼吸を助け、自律神経の安定に貢献します。

 

 

 

 

 

これからも不安定なお天気に。

 

 

 

 

いかがでしたか?

今回は、”自律神経の乱れ””自律神経失調症”を確認してみました。

 

 

よく聞く・よく出てくる割りに、

イマイチ解ってない感じの方、多いのではないでしょうか。

 

 

自律神経失調症は、コップの水が溢れた後に来るもの。

そうなる前の段階で、ご自身に手を入れて頂きたく、

今回、取り上げさせて頂きました。

 

 

 

 

さぁ、めんどくさい季節に突入してゆきますよ!

皆さまが少しでも過ごしやすくなるよう、

私も発信して参りますね。

 

 

ヽ(*^_^*)丿ではっ!

 

 

 

 

 

…バランス、ますます大切。

 

 

 

 

 

 

 

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