社会思想社。世界映画名作全史 戦前編・戦後編 | mizusumashi-tei みずすまし亭通信

レイチェル・ウォード

 

古書店の100円均一棚で猪俣勝人『世界映画名作全史:戦前編・戦後編(1974)社会思想社』、田山力哉『世界映画俳優全史:現代編(1986)社会思想社』をみつけ、これは即買い。ただ「現代編」とあっても、今から40-50年前の「現代」なので、今は昔。

 

猪俣勝人:世界映画名作全史 他

 

社会思想社はこうした小事典風の文庫を多く出版していて気になる出版社ですね。そういえば、牧逸馬の『浴槽の花嫁』他の怪奇シリーズ全6冊(装釘は合田佐和子の表紙絵で今も人気が高い)や、谷譲次『もだんかめれおん』などのナンセンス系文明批評全4冊は異色の作品群だろう。

 

なお、牧逸馬、谷譲次、そして丹下左膳の作者林不忘は同一人物。日本近代初の流行作家として知られる。

 

映画 シャーキーズ・マシーン(1981)

 

田山力哉『世界映画俳優全史:現代編』を拾い読みしていたら、懐かしいレイチェル・ウォードの稿があった。記憶が薄くなってしまったが、バート・レイノルズが監督主演した刑事もの映画『シャーキーズ・マシーン』上演時、高級娼婦ドミノを演じたレイチェル・ウォードに注目が集まった。

 

彼女は現在テレビや映画のディレクターなどもやっているようです。今も変わらぬ端正な美しさと気品は健在のようですね。

 

洋種山葡萄に覆われた木戸