熊谷紗希。明治の石版画と河畔の枝垂れ桜 | mizusumashi-tei みずすまし亭通信

 サッカー日本女子代表の熊谷紗希

 

W杯予選を兼ねたアジア大会韓国戦をドローで終えて、次戦(優勝候補の)オーストラリアとの対戦を前に、予選上位2組に入れるか否か厳しそうです。主将DFの熊谷紗希は若い市瀬の頑張りで落ち着いてきましたが、熊谷の眉間はいつも縦シワが刻まれご苦労が表情にでています。頑張ってくれ。

 

 大阪朝日新聞 第9998号 附録(1910.01.01)

 

 大阪朝日新聞 第9998号 附録:部分

 

大阪朝日新聞が明治43年の正月号の附録として折込まれたものです。名画の複製印刷のようで、手作業でおおよそ10回刷くらいに製版したようすでまことに念が入ったものです。下部の拡大写真を見ていただくと、毛髪や一部隈取りに点描が打ち込まれているのが分ります。

 

当時の製版技士は(現代のように機械分解で製版するわけではありませんので)画家の元に絵を習うなど絵画への習熟が必須で、こうしたレタッチに技術の冴えがうかがえます。粒点を用いた石版で、大阪和泉町改進堂印刷所の作版、及び印刷。山内愚僊の「宮女詠歌(金屏)」を複製したものです。

 

栖吉川河畔, 川崎町付近のしだれ桜

 

数年前から開花期には訪ねてみようと思いながらも、時期になるとすっかり忘れてしまって後の祭りでしたが、今年は親切な知人が連絡をくれたのででかけてきました。なんとも悽愴にして華麗というか見事なものです。