sketchbook.032 歩くひと.06
シリーズ第6巻は1990年の作品。章の見出しに「ドナルド・トランプになれない」などと、簡易ホテルの経営者を揶揄しているが、この時点で主人公も作者パレツキーも、まさかトランプが大統領になるとは思わなかっただろう。
ページごとに気の利いたセリフ(比喩)やハードボイルド的警句が満載、また主人公を含む登場人物の生活習慣や思考などの細やかな描写が楽しい。「バーニング・シーズン」では、主人公の困った叔母さんに振り回されながら、地域代表者の選挙と汚職まみれのシカゴを描いている。再読。あるいは再々読。
栃尾地区
「とちお夜のランプまつり」の高校生たち
懐かしい水原弘のホーロー看板。わざとらしいか
sketchbook.033 座るひと.02