松岡圭祐の万能鑑定士Q | mizusumashi-tei みずすまし亭通信

 綾瀬はるか:万能鑑定士Q(2014)

 松岡圭祐:万能鑑定士Q,1.2巻合本

 

「万能鑑定士Qの事件簿(2010-16)角川書店」全10巻。無料ネット配信で綾瀬はるか主演の「万能鑑定士Q」を観た後原作本を読んだ。沖縄の波照間島生まれで通信簿は(ほぼ)オール1の劣等生にして、天然の美少女・凜田莉子(りんだ りこ)が、上京をきっかけにその奔放な感受性を生かした勉強法を伝授され

 

ついに「万能鑑定士Q」なる職と店を持つと(いう荒唐無稽な設定で)、店に持ち込まれる多種多様な依頼品の鑑定を発端として事件解決に乗り出す。少女コミックの体裁ながら細部はリアルなワードがはめ込まれていて、なかなかのテンポで読者を結末まで運んでくれる。

 

一方、映画「万能鑑定士Q モナ・リザの瞳」は普段から天然で知られる綾瀬はるかを起用してはまり役かと思っていたら、原作の愛読者よる凜田莉子への思い入れが強いのか、コメント欄には綾瀬はるかへのダメだし書込みが結構あって驚く。ともあれライトノベルも随分質が向上してきているようで、馬鹿にできない。

 

 時の忘れものコレクション展

 

(われらがお荷物赤字)情報紙「マイスキップ」連載100回越えを記念した「現物展」が開催中でちょっと出かけてきた。われらが〝なんでもコレクター〟は、独自の審美眼をもって収蔵品の価値観は自ら作るとばかりに特異なコレクションを構築しつつある。はたしてはみだし蒐集家に天使は舞い降りたもうや。

 

 東谷小学校(栃尾)

 栖吉川土手から西方夕景

 

連休の狭間をいいことに事務所でビデオ鑑賞、こういう時はつくずく個人事業主の自由を感じるが、まぁこうしてくつろいでいると確実に収入にこたえるのは自明な理で、喜ぶべきや否や。ともあれ「ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション(2015)」のテロ・シンジケート構成員イルサ・ファウスト役のレベッカ・ファーガソンの存在感が素晴らしい。

 

日本はかわいいばかりで、こうした大人(でいてセクシー)な雰囲気を身につけた女優さんはなかなか見あたらない。竹内結子あたりはもうちょっと頑張ってみてほしい。