七宝焼教室 | mizusumashi-tei みずすまし亭通信
みずすまし亭通信-8737

七宝焼の大川先生に5年ぶりくらいに会えるというので、市内で催された移動教室にでかけてきました。時間が開いたとはいえ今回は2回目なので若冲の墨摺りの版画を手本に、コントラストの強い作品を焼き上げようと腹案を持っていったのですが、結局は妥協に妥協を重ねてまったく感じが変わってしまいました。28点ですね。額はバーチャルです。時おり事務所においでになるMさんもペンダントに挑戦していました。次回(があったら)再挑戦です。

 砂硝子の埋め火静かに消えゆかば寒冬蒼きそら浮きいでる

砂硝子の埋め火(さがらすのうめび)。釜から出たての七宝は赤黒く埋め火のような色をしているが、冷えるとともに寒冬の青空のように冴え冴えと透明感のある色になっていく。これは他所さまの造られた七宝のこと、ぼくのは濁った空色になりました。

$みずすまし亭通信-8715

会場まで距離があったのですが、小雨でもありのんびり歩いていきました。土手道は雪に閉ざされ全通というわけにはいきませんでしたが、方角だけおさえて右に左にと折れながら足の向くまま。写真は清酒「八一」で知られる長稜酒造です。レンガの蔵では時おり落語の会が催されます。