
先週末から売り出したA商事「くぼたや・越後の昔味」シリーズです。これに季節商品が2種類加わって合計9点のラインナップです。海産物の原材料を除けば、すべて地元材料で添加物無添加商品となっています。やはり地元特産品ピリ辛味の「かぐらなんばん味噌」が売れ筋ですね。発売元がお酒を扱っている関係上、四合ビンから割り出したサイズですが、単品売りだけであればもう少し小さな容器にしたいところです。田舎はまだ複数世代家庭がか目立ちますが、首都圏が販路となると少数家族サイズになりますね。



「安吾捕物帖」に牛津(オックスフォード)という当て字がありました。OX・ford(浅瀬、渡り場)なんですね。ヤフー辞書で検索すると、ちゃんとこの当て字がでています。こういうのは楽しいのでどんどん復活させるといいですね。桑港(サンフランシスコ)華盛頓(ワシントン)、永井荷風は「アメリカ物語」で確か華都と書いていましたが、なるほど20世紀初頭の薫りがしてきます。そうそう、100円古本で群ようこの対談集「驚典」を読んでみました。
「谷根千」森まゆみとの対談で、歳とともに興味の対象が読者と自分にズレが生じ始めて、などと書いてありました。同様のことをデザインをやっていて折々感じます。地方都市ですので、時には不向きな商品の意匠もたずさわりますが「売れればいい→目立てば売れる」と信じて疑わぬ顧客は結構やっかいなものです。もちろん、目立って売れることはままございますが、商品に似合った服(意匠)では長期間の販売が可能ですから、長い眼で見ればね。