
今少し気になっているのが鳥居清忠(言人:ことんど)です。明治33年~昭和52年に亡くなりましたが、言わずと知れた役者絵の家系・鳥居派の八代目で、小堀鞘音・鏑木清方に師事して言人と号し、昭和16年八代目を襲名しています。上の版画はネット画像ですが橋本五葉風の美人風俗画ですね。鳥居派は二代目清倍、三代目清満、四代目が清長で気品ある美人画で名をなし、浮世絵の黄金期の中核を担っています。


鳥居清忠はもちろん鳥居派風の歌舞伎絵を描きますが、こういった演藝画報の表紙絵や挿絵なども描いています。大正・昭和と生きた浮世絵の直系ですから、直系故の苦労や新しい時流への模索もあったと思われます。鳥居言人の美人画は郵便記念切手になっていますから、明治以降では割とメジャーなのでしょうが、もう少しね知名度があってもいいですよね。明治座収蔵の役者絵図録があったので取寄せ中ですが、幾枚掲載されていることやら。また、彼の絵はどこにいけば観ることができるのでしょう。
この表紙絵は五世菊五郎です。33回忌追善公演の特集号のようです。顔が長過ぎるが色男の伊賀の暴れン坊こと柳生源三郎はこの菊五郎がお手本だったでしょうか。「濡れ燕の巻」ラストでは失恋の痛手を癒すがごとく斬りまくっております。ようやく最終巻「日光の巻」宝探しのようですね。池田蘭子「女紋」はアマゾン古本15,000円もするのですね。ネット検索で福島の古本屋が1,500円で見つかりさっそく注文をいれたら、すでに売り切れでありました。しばらく気長に探しましょう。


さて、今日は看板デザインの日です。朝から陽射しも温かで、まぁ仕事日和というのでしょう。三連休の人がほとんどなのでしょうね。早めに切り上げて大和デパートの古本市でも覗いてきましょうかね。さてさて