好かれる高齢者にならないと | アラカンからの札幌おひとりさま旅会とお茶会

アラカンからの札幌おひとりさま旅会とお茶会

60代のこれからは、行きたいところに行ける旅を楽しみたい。
何を見る。何を食べる。ひとりじゃちょっと行きにくくても
旅仲間がいれば楽しいかも。
ひとり時間も重視し食べる時は一緒みたいな
ほどよい距離のある旅会を作りたいと考えてます。

 

 高齢者施設で働いています。

 調理の仕事です。

 

 入居者さんは

 80代前半から90代半ば位の方達です。

 

 認知症の症状がある方もいますが 

 みなさんとても礼儀正しく

 食堂に来る時は必ず挨拶をし

 

 食べる時は

  

 いただきます

 

 食べ終えて部屋にもどる時は

 

 ごちそうさまでした

 

 と調理スタッフに声をかけていきます。

 

 全員ですよ、全員

 

 美味しかったよという方もいるし

 今日の味付けいいねとか

 言っていきます。

 

 こちら側も

 少しでも入居者さんに

 喜んでもらえるように

 作らないとという気になりますね。

 

 90代の女性の方は、ちょっと体支えたり

 つえをとってあげたりするだけで

 

 ありがとう

 

 とか感謝の言葉を口にします。

 必ずいつもです。

 

 

 

 

 うちの母親は私に文句ばっかり

 言ってたな~

 でも施設のスタッフの人には

 言ってないのかな。

 さすがに施設内で

 悪く見られたくないという

 プライドもあるから

 愛想よくしてるのかな。

 

 

 

 また80代の男性の方は

 出かける時にわざわざ食堂まで来て

 

 リハビリ行ってきます音符

 

 などと丁寧に言ってきたりします。

 

 別に調理スタッフに言う必要は

 ないんだけど。

 

 それで帰ってきたら

 

 ただいま帰りました

 

 などとまた言いに来たりしてます。

 

 礼儀正しいですねおねがい

 

 こちらとしても

 大事にして対応したいです。

 

 

 みなさんなりに施設内で

 うまくやっていこうという

 意識があるのでしょうね。

 

 人生で最後のほうの地点に

 いるかもしれませんが

 品格を持ち続けています。

 

 認知症があるとかは関係なく。

 

 

 

 介護士の友人が働いている施設では

 入居者さん達が気性の荒い人が多く

 大広間のテレビで

 

 見えない!とか

 その椅子私のだ!とか

 

 けんかが始まるそうですえーん

 

 その場をおさめたりするのも大変だし

 さらに文句を言われることも

 多く、ほんと心が折れると

 友人はいつも疲れきっています。

 

 食事の時もぐちゃぐちゃにしたり

    まあこれは認知症がかなり進んでだろうけど

 薬を投げつけられたり

 態度も威圧的で

 

 過酷な勤務で心身やられています。

 

 

 うちの施設の人達みたいな

 温厚な人ばかりだと

 スタッフもがんばれますけどね笑い泣き

 

 やっぱり

 

 好かれる高齢者にならないと 

 

 別に高齢者施設に限らず

 

 年とともに

 人に対して感謝の気持ちを持てないと

 

 結局

  

 自分も大事にされません

 

 年取ったらできないことが

 増えるのは誰でもだし

 支える人支えられる人

 どちらが上でも下でもないです。

 

 人と人ですからね。

 

 

 うちの夫にもよく言ってます。

 

 そんな偏屈ジジイなら

 誰にも相手にされないよ

 誰にも大事にされないよ

 誰もごはん作ってくれないよ

 困っても助けてくれないよ誰も。

 

 いつか身を知ることとなるでしょう。

 

 

 

 私も偏屈ババアにならないように

 気をつけないとびっくり

 うちの入居者さんを見習わないと。