久しぶりで (冬以来です) 青山の 『 サンドリーズ 』 に伺いました。
所狭しとガンダーラ ・ ペルシャ ・ ローマングラス ・ 銅器 ・ 弥生土器 ・ はそう ・
石 ・ 鉄 etc ・・・・・・ 沢山の宝物がそこかしこに並んでいます。
まず店へ入って次男が 「 綺麗な七宝が2つあるから、是非見た方がいい。」 と言って
案内してくれました。
思わず手に取ると、七宝とは思えない程軽くて華奢で、それは美しいものでした。
店主の T さんの説明では、明治時代の物で ” 省胎七宝 (しょうたい しっぽう) ” と
いう、珍しく中のボディがなく、エナメルと金だけの華奢な七宝の蓋物でした。
思わず、「 わぁー、きれい 」 と声を上げてしまいました。
T さんに勧められて、表に出て陽にかざすと、美しい文様が浮かび上がってきました。
私の好きなブルーですし ・・・・・。
手元が狂ってしまったら、すぐ割れてしまいそうな繊細な省胎七宝です。
私が 「 私が手に負えないお値段なのでしょうね?」 と聞くと、T さんは 「 ?円よ。」 と
言ったので 「 私でも買えるわ。 」 と思いました。
次男も想像してたより余りに安いので、思わず T さんの顔を見た程です。
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その他、 『 サンドリーズ 』 には魅力的なものが沢山あり、T さんのお気に入りの
ガンダーラ仏や美しいペルシャの壺が2つ。 ・・・・・
中でも私の目を惹いたのが 小さな小さな弥生土器 でした。
「 可愛い 」 と手に取ると、「 大きい弥生よりも一番上物ですよ。」 と笑ってみえました。
須恵器の ” はそう ” の小さくて可愛いものもありました。
そして、インドの緑青の小さな鈴を 「 ステキ」 と手に取ると、「 それは左の大きな鈴より
上等ですよ。」 と 笑っていました。
更に、打ち出しの小さな銅の水滴(中国)を手に取り、「 細工が素朴で綺麗。 」 と
言ったら、 「 それは向こうのより上等よ。 」 と言われました。
あとで、息子が 「 お母さん、良い物が分かってきているね 」 と言うので、
「 一年間、南方さんの店で色々見て、色々教えてもらったから、目が自然に肥えてきている
のかな? 」 と答えました。
この夏、飛鳥の避妊手術騒動以来、猛暑のせいで2ヶ月間外出しませんでした。
久しぶりに美しいものと出逢いました。
とても充実して楽しい1日になりました。 *:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚ ゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*