年末に用賀の 『 南方美術店 』 にて手に入れた襖絵の一部です。
背景は金地ですが、渋く くすんで発色もトーンダウンしているので、いやらしく
なく私好みです。
少し近づいてみて、ようやく白と薄紅色の なでしこ だと分かる程の地味さ
でしょうか?
数メートル先からでも目立つキラキラさよりも、覗き込んで じわり と感じる
物のほうが上品で美しい と思います。
昔から金閣寺の派手さより、侘びた銀閣寺のほうが好きな私です。
琳派の秋草図なども大好きなんですが、この横長に切った構図と大きさ、
モダンな額装が、骨董臭をうすめてくれて好ましいです。
『 南方美術店 』 のホームページは http://minakata-antiques.com/