”ウィーン・フィル・ニューイヤーコンサート”のライブをやっていてとても楽しい」と
知らせがありました。
一昨年、普段クラシックに縁がない息子と見たら、思わず息子が「楽しいネ!」
という程新年にふさわしいものでした。
今年も伝統あるウィーン・フィル・ニューイヤコンサートを楽しんで見ました。
クラシックに特に興味がない私でも良く知っているワルツやどこかで聞いた事の
ある曲が、52歳と思えない程ダンディーでステキなフランツ・ウェルザーメスト
(オーストリア)の指揮で、軽快に奏でられすばらしい時間を過ごせました。
クラシック好きの主人を誘ったら、「ワルツは嫌いなんだ!短調のクラシックしか
好きじゃないんだ!」と言って何にも見ないで、早々に自分の部屋へ上がって
行ってしまいました。
私は 「新年早々から、誰が暗い短調の曲なんか聴きたいものですか!世界中
のファンが楽しみにしているイベントなのに・・・・」 と言い返しました。
奈良のいとこから は 「再放送とDVDを買って、何度でも楽しみます」 という
メールがきました。
指揮者が、まるでバレエを踊っているかのような華麗な指揮ぶりでした。
彼はアメリカで指揮をする時、アメリカ人のオーケストラに 「ウィーン風に・・・・と
注文をつけて説明してもさっぱりわからないんだ」 というエピソードも紹介され
ていました。
それ程、彼とウィーン・フィルの楽団員一人一人が一体になって、軽やかに
自国の身に沁みついたヨハン・シュトラウスのワルツやポルカを奏でているのが
こちらにも伝わってきて、それは楽しかったです。
一緒に聴いていた息子が 「スタンダードな曲ばかりでいい感じだねぇ」 と言って
いました。
息子が中座した時、私は思わず昔やっていたクラシックバレエのように、体が
自然に踊り出していましたもの。
ライブを観ていた日本の作曲家が 「お家芸だけど、インターナショナルですね。
真に普遍的なものは、真に民族的です」 と語っていました。
私は若い時旅したウィーンの美しい街並やウィーンの森での華麗なワルツ
シーンを懐かしく思い出しました。
あっという間のそれは楽しい3時間でした。
それにしても、例年日本人の観客が多いのが目立ちますが、今年は特に
着物姿が多いのに驚きました。