父の命日 椿と共に・・・ |     みやこわすれの料理・つれづれ記

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    みやこわすれの料理・つれづれ記-004 父の命日 椿と共に・・・

  11月17日は、父の24回目の命日でした。


父の祭壇がある和室の床の間に、庭の赤い千両の実と広尾の「花長」で買った


”白玉椿” を鉄製の花器に活けました。


庭の ”侘助(わびすけ)”は、まだつぼみが固かったからです。


父の書斎から見える庭には、つくばいの傍にいつも今頃から黄色い千両が


実をつけてましたから・・・・・。


 

お軸は、私の曽祖父の父が学者だったので、鶴のお軸に書きしたためたもの


を掛けました。


この祖父は、井伊直弼の参謀であった長野主膳と親交があり、よく本家に


泊めたり、手紙を行き来させていたようです。
             莟がひとつ咲き・・・                 ふたつ咲き・・・

    みやこわすれの料理・つれづれ記-011 父の命日 椿と共に・・・     みやこわすれの料理・つれづれ記-001 父の命日 椿と共に・・・


父の遺影の前には、次男がもらってきた父の愛用のメガネと懐かしい


そろばんを置きました。


父のそろばんの方が、私の電卓より圧倒的に早かった想い出があります。音譜


父が好きだった ”栗のきんつば” と お抹茶 と”青梅の甘煮” をお供えしました。


父が晩年好んだお香も炊きしめました。


 

早朝は私一人で長く、昼からは皆でお参りしました。


父とはいっぱい話すことがありました・・・・・


 

  今夜は、父が白身の刺身が好物だったので ”特製鯛茶漬け” を作って


皆で父を偲びたいと想います。


外は雨・・・。  何だかしんみりとした土曜日です。 


                     ■□■□■□■□■□


  父は会社を大阪に創立し始めた時、何故か小学校低学年の私を1週間


休校させて、一緒に大阪に寝泊まりさせて会社を大工さんが作っている所を


見せました。


そして私が高校の頃、勉強(特に数学と英語)もスポーツも得意だった私に


「S子が男やったら、間違いなくK大学へ入れて会社を継がすのに・・・・」と言う


のが父の口癖でした。


旧家の娘は、働くべきでなく良妻賢母になるべしという地方の根強い考え方が


父にも私にもありました。


今となっては、父の意志を受け継いで跡を継いだらよかった・・・と思います。


父に鍛えてもらえば、困難な道でも導かれたように思いますから・・・・


  

  又、来年は父が愛した伊勢神宮の20年ぶりの御遷宮です。


飛鳥時代に始まり、1300年続く一大神事です。


来年の10月に御神体を神殿に移す 「遷御(せんぎょ)」 という儀式が最高潮


を迎えるので、私達がお墓参りと志摩へ行く日を重ねられないか・・・・と


思います。