11月17日は父の命日にあたるので、Wさんの運転で父のお墓参りに
行ってきました。
父の書斎から、いつも見えていた千両の実が花屋にあったので、赤い千両と
紫の小菊と榊をお供えしました。
父に 「M叔母さんが104歳で生きてみえましたよ。叔母さんと会えましたよ」 と
心の中で報告しました。
父もM叔母さんが自分の母親のようだと、私が帰省する度に、家へお泊めして
いつまでも楽しそうに話をしていましたもの・・・・・。
そのあと実家へ戻り、懐かしい部屋部屋を見て回りました。
庭には小鳥が運んできたのでしょう、以前にはなかったホトトギスと白い小菊が
群生していました。
M叔母さんから頂いた紫陽花の花が、しっかり根付いていました。
そしてただ一輪、叔母さんがそこに居るかのように佇んでいました。
次男が父の書斎の柿の木の引き出しから、父が愛用していた分厚い
縁なしの眼鏡を見つけ、東京の父の祭壇にお祀りすると言って持ち帰りました。
次男も幼かったけれど、父の愛情を一身に受け、父のことを良く覚えています。
その後、実家へ 「Sちゃんに御会いしたい」 とKさんが訪ねてみえました。
Kさんは、父が銀行の支店長時代に優秀な部下でいられた方です。
ずっと 「S子さん」 と呼んでみえたのが、最近 「Sちゃん」 に代わりました。
30代の頃のスリムな面影はなく、すっかり恰幅が良くなられました。
父との想い出・会社の将来・故郷の変わりように話が咲きました。
とても懐かしかったです。
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Wさんとは、お昼を御一緒しました。
会うのは2回目で、ゆっくりお話ししたのは初めてでしたが、料理の好きな
Wさんとは、まるで久しぶりに会った友達のように話が弾みました。
前に会った時より、綺麗になりお洒落になった気がしました。
私が渡したトルコブルーのセーターも、「ブルーの色が大好き」と言って
喜んで受け取ってくれました。
あとで次男が 「Wさんも、すぐ”Sちゃん”と呼んでいたね」 と笑っていました。