二日目の夕食は 「ラ・メール」にて・・・・・。
この日は肌寒かったので、6,7年前に買って一度も着れていなかったオフ
ホワイトのシルクのニットスーツ (ロング丈でタイトなもの)を着て、旅用に買った
紺のグラデーションのうすいカシミアショールを羽織り (同じく紺の留め金で
止め)パールのアクセサリーをつけたら、家族の者が「すごくいいヨ!」と褒めて
くれました。 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
さて料理の内容は・・・
はじめに ”鯛のカルパッチョ” ”鮑の肝のバーニャカウダ”。
私はバーニャカウダも魚の肝も苦手なのですが、これは食べられるのです。
前菜は ”カニのセルクル仕立て(?) 帆立のマリネ 根菜ムース”。
ムースの下にカニが隠れているんですが、サッパリしていて美味しかったです。
そして、このホテルといえば・・・コクのあるクリームスープ。
”伊勢海老のクリームスープ ベイスイート” と ”鮑のクリームスープ” は
ここを象徴する料理です。
あと今回珍しかったのが、”栗と熊野地鶏のクリームスープ” 。
美味しかったのは勿論の事、この組み合わせにセンスを感じました。
伊勢海老のクリームスープ あわびのクリームスープ
栗と熊野地鶏のクリームスープ
続いて ”金目鯛のソテー 柑橘風味のポルト酒ソース”。
口直しに ”ジャスミンのグラニテ(シャーベット)”。
そしてそしての・・・志摩のアワビ !!!
”黒鮑のグラチネ ゆずの香り” と云うそうですが、これがこれが美(うま)し
すごい肉厚な鮑にナイフを入れるも、なかなか切れない程の弾力!
でも食べると柔らかいのです。 でもすごい歯ごたえなんです、もう・・・。
シャンパンの香りをうつして焼いているらしいのですが、この鮑はやはり
志摩でしか味わえない逸品です。
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「ラ・メール」の海の幸フレンチは、志摩の海のとれたての伊勢海老や鮑を
使っていて、特に女性シェフに代わってからライトな感じになりました。
ほんとに軽く仕上げてあるので、東京のフレンチやイタリアンをたまに戴くと、
胃に強くダメージを受ける最近の私には、うれしいかぎりのお店です。
見た目もメニューも洗練されていて、特に黒鮑のソテーが絶品なのです。
支配人いわく、「バターやミルクを使ってないから軽いでしょ」との事。
「ラ・メール」の料理を食べに、東京から年に一度はるばる来ても充分価値が
あると思います。 遠方からの常連客が多いのも納得できます。