手わざ恋々 和美巡り  能登うるし輪島塗 |     みやこわすれの料理・つれづれ記

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檀れいの、”手わざ恋々 和美巡り”を見ました。


「能登 うるし輪島塗り」の”赤と黒のコーヒーカップ”を見て、そのモダンでシャープ


なフォルムの漆器に、びっくりしました。目


軽く、断熱性が高くて、人に優しいコーヒーカップとのことで、飲み口が、ぽってり


している、普段使いのうるしだそうです。


江戸時代からの輪島塗りを、現代の生活にあった、新しいうるし塗りに、という


動きで、たとえば、手のひらにしっとりなじむコーヒーカップや、うるしの常識を


破る、金属のスプーンが使える、丈夫な皿や、冷たさが長持ちするビールカップ等


新しいうるしの形にしたものだそうです。


輪島塗は、分業制の、美を紡ぐ手わざで、もの作りへの想いが、秘められています。


赤・白・オレンジの、ぼってりしたカップ、毎日使ってみたいうるし。


うるしは、手入れが大変という常識が、くつがえされます。


「桐本泰一(たいいち)さん」が、輪島塗が、庶民に縁遠い、高級品というイメージを


ぶち破り、考案したコーヒーカップは、モダンでシャープな漆器になりました。


このコーヒーカップは、特殊な手わざの木地(きじ)職人、「寒長正造」の正確無比な


手わざで、作られます。


それを、輪島屈指の上塗師、心揺さぶられる手わざを持つ、「田中雅大(まさお)さん


が、あの美しいコーヒーカップを塗っている人です。


「私は、自分自身に対して、特別にきびしかったです。」  ドガ


自分が良いと思うものは、人も良いと思う。(田中氏)


「さあ 愛そう。愛することは成長すること。私の仕事は、理解することである。」ロダン


私も、以前、次男と京都へ行ったおり、宿の近くの「うるわし屋」で、造作なく、かごに


盛られていた、ふたつきの、橙のお椀がいい感じで、お店の人に、「黒はありません


か。」と尋ねたら、奥から、黒碗5客を出してきてもらって、買いました。


いい買い物をしたと喜びました。


大切にしてるけど、もっと普段使いしよう・・・と思いました。


私は、柄のない、無地のうるしの器が、使いやすくて、好きです。


私も、輪島塗りの、軽い、赤のコーヒーカップをマイカップとして、持ちたいです。