心、
自我は強い。
其れ自身を圧殺(攻撃)する程、
何度も圧殺(攻撃)を試みては失敗を繰り返す。
正気から狂気へと、
狂気から正気へと、
やがて往つたきりとなり、
泣
感情、概念の強さ、
其れはあなたを圧殺(攻撃)する。
言葉があなたを圧殺(攻撃)する。
あなたを圧殺(攻撃)出来るのは、あなた自身。
本当に殺せるものは其れ自身。
心は心だけに、
言葉は言葉だけに作用する。
だから、他者をどれだけ殺(攻撃)しても、完遂しない。
其の心(自身)を殺すまで、
殺(攻撃)すべきは、其れ自身だけ。
他殺(攻撃)の凡ては未遂。
他殺(攻撃)とは未遂の事。
未遂者なのだ、
だから何度も繰り返す。
殺せるものは其れ自身だけ。
そして、多くの心は最後のとどめを間違へる。
心で命は殺せない。
殺せるのは心、
其れ自身の心。
其処にとどめをさせない。
何を殺せばよいのか、
無知なまま、無駄な他殺(攻撃)を繰り返す。
人は忘れてしまつた。
小鳥のさへづりに何の意味もない。
あの花が咲くも、陽が昇るも、あなたの命、其の開花にも何の意味もない。
貧相な意味を与へる必要などない。
だから其の「扱ひ」などあらう筈がない。
間違ひなど、あらう筈がなかつた。
じようりん。