大麻の所持や使用に特権を与へることになる。
昔、或る土地で禁酒法が施行されたが、
酒の流通は減つたのだらうか、
其れが減つたとて…
飲酒は特権となり、より一層美味しくなり、
より一層酒を我慢し、酒に走る。
我慢したから、とめられない。
禁止、タブー、
これらは国家機関にとつて、上層階級にとつては利益をもたらす。
または既得権益を守るため。
国家機関は既にもう産業であり、企業。
否、企業よりもつとけちくさい小集団。
けちくさい利益を死守するために在る。
其の国家の、ほんの一握りの小集団のけちくさい利益を、である。
其れこそ死守しなければならない、
其の利益がばれる事は、其のけちくさい根性が露になるのだから、
死守するしかない。
必死に。
大きな国家の、けちくさい利益。
恥だ、
必死に隠すのだ。
いつも不機嫌なのだ。
凡ては依存に始まり、
恐らくは依存に終はる。
其処には何の問題もない。
煙草に問題がなけりや、大麻にも問題はない。
煙草が依存症とはならないなら、大麻に依存症もない。
タブーこそタブー。
禁止こそ禁止すべき。
私は煙草も酒も大麻もスルー。
私は凡てを禁止されても構はない。
私は凡てを解禁されても構はない。
私はスルー。
タブーなきスルー。
そして私はいつでも煙草も大麻も吸引出来る準備万全、
酒呑みも万全。
いつでも凡てが目の前に置ひて在り、直ぐにでも手を出せる。
其れが昼間であれ、警察の目前であれ、
夢の中でも吸引するだらう。
でもどんなに吸引を強要されても、
スルー。
私は何度も何度も夢の中で吸引してきた、
誰よりも強く其れを吸引してきた。
今でも其の感覚が目前にあり、
何時でも其処に飛び込める。
だからもはや不要なのだ。
其処に特権などない。
特権は何処にもない。
其れがスルー。
其れこそスルーしなさい。
うつくしみ
うつくし
あ、
ただひとつ、
シナモンだけ。
其れだけ。