ICE,SWEAT AND TEARS (Canada 2012) | Il nome della rosa

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フィギュアスケート男子シングルのファンです。
羽生結弦選手を応援しています。
個人記録用ブログ


2013年、 NHKで放送された
カナダ制作「氷上の汗と涙~カナダ フィギュア選手の挑戦~」
私のブログではまだご紹介していなかったのでご紹介です。

この番組、ソチ後にフィギュアスケートを見始めた方は見てないと思うので
お時間があったら見てください。
とても良い番組です。



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氷上の汗と涙 ~カナダ フィギュア選手の挑戦~
2013年11月3日(日)午後11時00分~ 2014年1月5日(日)午後2時00分~


より高く、より速く、より美しく・・・ 華麗なフィギュアスケートの演技の裏には、ありとあらゆる方法で日々トレーニングに打ち込む選手の姿がある。 見た目の美しさとは対照的に、フィギュアスケートは、ボクサーのように鍛錬し、バスケットのダンクシュートと同じ高さを飛び、トライアスロンのように消耗するといわれる過酷なスポーツ。演技では音楽に合わせてジャンプし、目にも止まらぬ速さで回転、どんなに痛くても笑顔でバランスを保ち、氷上に着地しなくてはならない。観客を感動させるパフォーマンスは、氷上の汗と涙の結晶なのだ。体力と技術はもちろんのこと、プレッシャーに耐える強靱な精神、有能なコーチ、快適なリンクなどの条件が揃わない限り、世界の舞台に立つことはできない。 フィギュア界の王者パトリック・チャン、アメリカ代表と世界一を争うアイスダンスのテッサ・バーチュー/スコット・モイヤー組など、カナダの超一流選手たちに長期間密着。エルビス・ストイコ、カート・ブラウニングなど伝説の選手や有名コーチのインタビューを交え、自らの極限に挑むスケーターたちの情熱と葛藤を浮き彫りにする。 大会での演技はもちろん、選手にカメラを装着して撮影したスピード感あふれる映像、束の間のリラックス風景や、キス・アンド・クライと呼ばれる採点ブースでの心境など、通常目にすることができないフィギュアスケート界の裏側をたっぷりとお届けする。
原題:ICE,SWEAT AND TEARS
制作:Markham Street Films (カナダ 2012年)
http://www6.nhk.or.jp/wdoc/backnumber/detail/?pid=131103




氷上の汗と涙~カナダ フィギア選手の挑戦



この番組を見た時、カナダすごいな!と思いました。
こんないい番組作るんだもん。
負けたと思いました。
すごい密着取材です。
選手たちの言葉には心を動かされます。

「この番組、結弦くん出てないんでしょ?だから見ない」とか思ってません?笑
出てますよ!
超チラだけど 笑


2011年のGPF FS後のキスクラ映像



個人的に超レア映像だと思ってます。



だって、後ろからのキスクラ映像なんて見たことなかった。
こんな後方からのカメラがあるんですね。(カナダさん、他にも映像もってるよね?)
びっくりしました。

チラ結弦くん、どこに出てくるか探してみてください😊

以上、おまけ映像はおしまいです。



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動画より


フィギュアスケートの頂点に立つために必要なもの

Blood, Sweat and No Tears.

当時、パトさんのこの言葉にぐっときました。





エルビス・ストイコ:
「皿回しみたいです。何枚もの皿を同時に回し続けなければならない。幾つもの異なる要素に注意を払い絶妙なバランスを保たなければなりません。」

ローリー・ニコル:
「まず、氷があって、思考、肉体、動き、音楽。360度観客に囲まれ正面には審判団が並んでいます。技術審判が演技を撮影、分析しています。選手はこの全てに対応しているんです」

「大きな大会で優勝するとまるで神様のように崇められます。自分はまだまだだと律し続けるのは大変なことです。自称親友が1000人も現れます。誰もがチャンピオンとお近づきになりたいからです。優勝した途端、選手はこうした面倒にさらされます」


カート・ブラウニング
「ジャンプ直前の1000分の1秒にネガティブな考えが一瞬でも浮かぶと10個あったポジティブな考えを簡単に吹き飛ばしてしまう」

「もうすぐ自分は世界にジャッジされる。この一年の努力ではなく、わずか数分の演技でランクが決まってしまうんです。残酷です。」

パトリック・チャン
「死刑執行を待ってる気分だってよく言うんです。何千人もの前でたった一人で滑るのは恐ろしいものです」




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2012年制作なので、すでにコンビを解消したペアもいますし、ナムくんはジョアンコーチの元にいるしで時の流れを感じますが(ナムくん、今後どうするのかな?(>_<)

カートやストイコなどのレジェンドの言葉には非常に重みがあります。

試合前の心境を語るパトリックのコメントには言葉がなかったです。

当時私はこれを見て、パトリックの見方が変わりました。

彼は繊細な人ですね(彼のメンタルって本当は競技向きじゃないのかもしれない)



トップ選手を取り巻く環境。

そして選手たちがどんな思いで試合に臨んでいるか・・・・。

自分の全てをかけて試合に臨む選手たちの姿に心打たれました。

これはカナダの選手だけでなく、世界中全ての選手たちも同じこと。

彼らの血の滲むような努力と数分の演技に命をかける姿を思ったら

選手たちのどんな演技も愛おしいです。





読んでくださってありがとうございます。