今年2024(令和6)年8月も終わりますね。
猛暑も台風も、まだまだ元気ですが、
今夏を少し振り返ってます。
今月8月は、関与させてもらっている
沖縄の仕事先へ出張したことから
太平洋戦争における沖縄戦の跡地、
つまり激戦地をいくつか訪れました。
まずは那覇市のすぐ北にある浦添市にある
前田高地(ハクソー・リッジ)へ。
米豪合作映画の舞台になったここは
沖縄戦の中でも極めて激烈な戦闘が
行われた場所です。
琉球王国時代の浦添城の跡地でもある
ここ高台からは、米軍が上陸してきた
海岸線まで一直線によく望めます。
この前田高地の激戦が行われる前の
日本軍の守備線の1つであった
嘉数(かかず)高台は、ここから
約1km北にあります。
嘉数台嘉数台公園となっていて
階段を上って振り返ってみると
先ほどの前田高地をよく望めます。
地元一般市民の凄惨な被害が
語り継がれる沖縄戦では
日本各地から徴兵されて
遠く故郷を離れたこの地で
亡くなった多くの将兵たちを
慰霊する碑もよく目にします。
そして、宜野湾市にある
ここ嘉数高台のすぐ先には
普天間飛行場があります。
ここから南へ移動して
那覇市のすぐ南にある
豊見城市にある海軍の
司令部壕を訪れました。
360度パノラマの高台の下に
海軍が司令部を置いていた
本格的な地下壕が残っています。
そして、更に南隣の糸満市にある
喜屋武岬へ行ってまいりました。
沖縄本島のほぼ最南端です。
沖縄戦末期に兵士や動員学徒らが
追い詰められ、彷徨った地にある
断崖絶壁の上にある岬です。
沖縄を訪れる度にこうし戦跡を訪れ
国と国、人と人が争うことについて
思索を深めるようにしております。
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