昨日のブログでご紹介した国立公文書館は、
文字通り、公文書を保管する国の機関です。
 
国立公文書館1_2019.08.10
 
企画展とは別に、通常の常設展示があり、
こちらも、なかなか面白いです。

皆さん、公文書と言えば、何を思い浮かべますか?
国の役所で作成・使用される文書といったイメージですかね。
最近、一番多くの人の目に触れた公文書は、たぶんコレでしょう↓
 
国立公文書館2_2019.08.10
 
そう、「令和」 の2文字をしたためた、この墨書です。
この展示の前で記念撮影すれば、年賀状などの写真に使えそうですね。
展示のキャプションを見ると、これは複製のようです。
本物は、まだ役所での保存期間内なので、総理官邸にあるのでしょうか。
 
国立公文書館3_2019.08.10

令和があれば、当然、終わってしまった 「平成」 もあります。
元祖元号オジさんの小渕恵三元首相(当時 官房長官)が懐かしいです。
こちらの展示には、複製との記載がないので、本物なのかもしれません。
 
国立公文書館4_2019.08.10
 
私が一番興味をひかれたのは、この終戦の詔書です。
ちょうど74年前の8月15日に太平洋戦争を終わらせた公文書です。
 
国立公文書館5_2019.08.10

解説書きによると、切迫した状況下で作成されたことから、
通常の詔書にはない修正や前例にない記載があったそうです。
当時のことを想像しながら観ると、様々な感慨を抱くことと思います。
 
国立公文書館6_2019.08.10
 
そして、敗戦後の国会で審議を繰り返した末に成立した
日本国憲法も展示されています。
 
終戦記念日と重なるこの夏のお盆の時期に、ここ、
国立公文書館を訪れるのはタイムリーなように思います。
 
国立公文書館7_2019.08.10

東京の千代田区北の丸公園にありますので、
ついでに目の前の皇居東御苑を散策するのもよいかも。
 
 
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[ 2019.08.15(木)日刊 ]