37~39.「ひぐらしのなく頃に解 第四話 祭囃し編」竜騎士07 | 町に出ず、書を読もう。

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物語がないと生きていけない。社会生活不適合者街道まっしぐら人間の自己満足読書日記です。

37~39冊目
「ひぐらしのなく頃に解 第四話・祭囃し編」(上中下巻)
竜騎士07




さて、前回に輪をかけて内容を明かしにくい。



とりあえず、最終話です。


これまでの経験で皆が学んだこと。それは、決して諦めず、望む未来を目指すこと。そして仲間を信じること。



ひとりでいくら長い時間思い悩んで出した結論でも、それは最善ではない。だからこそ歪みが生じ、決して最善の結果にはならない。


皆が考え、心をひとつにして行動するからこそ奇跡は起こるし起こすこともできる。



諦念も傍観も糞食らえと思える強い意思こそが、堅固な運命をねじ曲げる唯一のちから。



なんて抽象的な表現をすると陳腐でチープに聞こえるのが残念ですが(文章表現力の無さも一因…)、長かった雛見沢サーガの終着点を迎えることが出来たのはとても感慨深かったです。


ラストなもんで若干ご都合主義なところはあったけどそんなに無茶なものではなかったし。



伏線も全回収してカタルシスも得られるし、最初の鬼隠し編からものすごく長い一編のミステリー(広義の)と考えても、なかなかよかったです。